~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~


 
・・・オヤジが宇宙に吸い出されてしまった。


「よくもジーンを~!!」

といいながらデニムが突進してくる。一瞬ジャンプ。蹴りをくれようとしたのか。が、しかし、串刺しにされてしまうデニム。ガンダムが深く刺すとザクの体がビクビクと動くあたり、妙に人間っぽい。


「認めたくないものだな・・・自分自身の若さゆえの過ちというものを」

とシャアが呟く。


いやいや、シャア、なんも過ちじゃないよ、十分すぎるくらいだ。


次回、いよいよ赤いモビルスーツが登場するらしい。

 決して細身ではない男が、湖岸で小刻みに飛び跳ねているのが見える。


トチルは一瞬の思考停止の後、軽い目眩を感じた気がした。自分の中の憂鬱度がぐんぐん上昇していくのがわかる。

「こんなハズはない。」

何度も口に出してみたが、最悪の状況は脱せそうにない。トチルは手に持っているツールを、まさに自分の手足のように扱える。はずであった。しかし今、彼の手足となり、水中を泳ぎまわり、魚をフックアップする為の道具は、いかにもというような倒木の枝を、しっかりとフックアップしていた。

~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~

アムロ、ガンダムの横たわっている車のところに行き、かぶっている大きな布をめくる。

アムロ「こいつ、動くぞ。」

操縦できる人はガンダムの電源(?)というか、エンジンをかけたままで死んでしまったのか、それとも最初から動く状態にあったのか、よくわからないがとにかく危険な状態だ。だってすぐ近くにザクがいるのに。パイロットだけ「ササッ」と来て、ガンダム持ってっちゃったらどうすんだろ。


コクピットの中に入り、取説を見ながら操作するアムロ。その間、ザクは人を狙い撃ち!軽々と人が飛んでいく。助かるようには思えない。ヒドい!


アムロ、ザクに見つかり慌ててバルカン連射。

ジーン「ライフルを全く受けつけません!」

すごい汗だ、ジーン。やっぱりビックリしたかい?

デニム「退くんだジーン!」

というが、今ごろ、もう遅いだろデニム。


フラフラとガンダムは立ち上がる。うまく操縦できないためフラフラしている。産まれたての恐竜のように。

ようやく立つ。ガンダムの目がピカーって光る。なぜだ。「やるぞ!」って感じなのかな。妙に人間臭い。

そして大魔神のように歩くガンダム。


ジーン「脅えていやがるぜ、このモビルスーツはよぅ。」

と強気の発言だがかなりの発汗。

実際アムロはかなりビビッてたが、モビルスーツの操縦はパイロットがビビるとモビルスーツも震えちゃうんだ。


ガンダムがザクの動力パイプをつかんで力任せに投げてしまう。荒っぽい!ジーンは驚きすぎるくらい驚いているジーン。ここで音楽だって盛り上がっちゃうんだぜ!

アムロ「武器はないのか、武器は!」


ジャンプしようとするジーンのザクをアムロがビームサーベルを持って追いかける。八ツ墓村みたいだ。緊迫感あるなぁ。

デニムの援護虚しく、ジーンは後ろからビームサーベルで斬られてしまう。


爆発。


あ、アムロのオヤジが~!

~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~

逃げ惑う民間人の集団。暴れるザク。…そして地面に座り込んでガンダム取説を読みふけるアムロ。

お願いだ、連邦軍。一度くらいザクに当ててくれよ。ことごとく外れている…!

アムロの親父発見!駆け寄るアムロ。
「父さんは人間よりモビルスーツの方が大切なんですか!?」
親父、構わず部下に指示。ガンダムを運ぼうとした車、エンジンかからず!どこまで運が悪いんだ連邦軍!!

また爆発。フラウはかなり飛ばされたが平気だった。かなり丈夫だフラウボゥ。でかした。周囲は全滅だ。その丈夫さと強運は自慢できるぜ。
「しっかりしろ!君は強い女の子じゃないか」
「走れフラウ」
とは言え、フラウはフラフラ歩いている。まあ、画面に映らないところでは走っていったんだろうけど。

~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~


 ところ変わって画面ではホワイトベースが見える。軍人たちは初めて目にするであろうホワイトベースに感嘆の声をあげている。

「・・・ジオンを打ち砕くのも造作もない・・・」

というようなことを言っていたが、戦艦1隻で戦況にそう大きな変化が起こるようには思えない。そして、その後の戦いに至ってはホワイトベースはかなり大きな意味を持つ戦艦になり、最終的に連邦軍は勝利するが、「ホワイトベースがいてくれたおかげで楽チンで勝てた~♪」というほどではなかった。


 ホワイトベース艦内。アムロの親父テム・レイを呼びに来るブライト・ノア。この頃はテム・レイは頭良さそうだ。それがあんなふうに・・・。いやいや、今の時点で愚痴は言うまい。その二人の会話の中で、ブライト君はこの当時、19歳だったということが判明した。まだ20に達していないとは・・・。いろいろ苦労が多かったからなのかそれとも単なる老け顔なのか。実年齢よりだいぶ年上に見られそうだ。アンチエイジングをお勧めしたい。


 一瞬だけシャア登場。やはりカッコいい。


 コロニーの中でジーンが突如として暴走!

「シャア少佐だって戦いに勝って出世したんだ!俺だって!」

とか言ってザクに乗り込んでしまう。上官のデニムだって、何が何でもやめさせるべきなのに、

「命令違反を犯すのか!やめるんだジーン!」

ぐらいしか言ってない。甘いと思うぜデニム。殴り倒してでもやめさせるぐらいの気概がほしかった。だいたいジーンは、「俺だって!」なんて言っていてはなんだか負けず嫌いの小学生みたいじゃあないか。比較対象があのシャア・アズナブルだもんな・・・。格が違うぞ、ジーン。

そしてジーンはコロニー内で暴れまわるのだった。次々と破壊されていく連邦軍の物資。その中にはガンキャノンやガンタンクらしきものも見える。いくらなんでもザクマシンガンでボカーンと壊れちゃっていいのか?頑張って作ったモビルスーツなのに。


とにかく暴れまわるザク・・・。

そこでアムロは外に出る。初めて見るのか、ザクを見て驚くアムロ。近くに落ちてくるマシンガンの薬莢(?)の大きさから、やはりモビルスーツは相当大きいことがわかる。

アムロはエレカ(電気自動車みたいなもんだろう)でテム・レイを探すが、そんな簡単にいるわけない。途中、連邦軍の高官らしき人に聞いてみたが(勇気あるなぁ、アムロ。あの状況じゃ声かけずらいよ)、逆に

「民間人は退避カプセルに入っていろ!」

と怒られてしまう。急いでいたんだろうが、「入っていろ」ぐらいで済ませてはいけないと思う。爆発でその軍人は死んでしまう。かわいそうな人だ。アムロに声をかけられなかったらひょっとしたら生きてたかもしんないのにね。運が悪かったか。


ここで、「V」と表紙に書かれたガンダムの説明書がアムロの前に飛んできちゃうのだ。


~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~


ハヤトが偶然外にいる。ハヤト・コバヤシだ。なんとなく日本風な名前で、小林君たちはきっと嬉しかったろう。ガンダム世界に日本人みたいな人物が出ているだけで、なんだか誇らしげな気持ちがしたもんである。登場はずっと後になるが、ジオンのソーラレイ技師、アサクラさんだって出てきたときは

「おー!日本人じゃねぇ?!この人。ジオンにも日本人が~!」

などと喜んだものだ。

 ところで、ハヤトだが、あまりアムロたちにはいい感情を持っていない。アムロの父が越してきたせいで自分たちの家が立ち退かなければならなかったかららしい。それにしてもハヤト、緊急の避難の時まで柔道着を持ってくるほどに日本の武道「柔道」を愛しているなら、グダグダ言ってんじゃないよ。柔道精神に反するだろ。


 いつもフラウの後をついてくるかわいらしいボール状のもの、それは「ハロ」だ。よく見ると、これは意外と大きい。人の頭よりも大きく見える。本当にあのようなロボットが開発されたら、嬉しい反面、ちょっと大きいような気がする。

~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~


 アムロの家に入るフラウ。アムロを避難させようとしてやってきたのだ。アムロは避難命令が出ていることさえ知らないでいた。まだ食べずに残っている洋風な食事は、誰が作ってくれたのだろうか。

 フラウは、アムロの荷物を入れてやろうとして、収納からボストンバッグ的なものを取り出し、逆さにする。中からは黒い粉状の物が出てくる。埃なのか?カビなのか?何年使わずにいたんだアムロ。

「あのサイレン、そうなのかい?」

と、まるっきり。外界との接触があまりないアムロは、修験者のようだ。後に登場してくるミライ・ヤシマさんに、

「機械好きで有名な子です」

と言われるくらいだから、その機械好きぶりは尋常ではないのだろう。修験者は自己、アムロは機械と、向き合うものが違うだけなのかもしれない。

 ようやく立ち上がり、大きく伸びをするアムロ。白いランニングシャツにパンツ姿は、いくらなんでもまずいだろ、アムロ。なんとなく夏場の風呂から出てきたばかりの父親を思い出した。 


~連邦軍の超重要機密が、民間人の少年の前に爆発で飛んできてしまう偶然~


♪磯野家のお父さんの声がする。波平さんだ。このガンダムにおいて波平さん(の声の人)はナレーションを務めている。宇宙世紀のおおまかな説明と、ジオン軍と連邦軍の関係、この戦いのあらましなどが語られる。

 そこでタイトルコール。「ガンダム大地に立つ!!」

なんとなくブライトさんの声の人も力強いぜ。第一話だけに。

 画面は変わり、スペースコロニーが見える。急に現れる3機のザク。カッコよくコロニー内部へ侵入だ!と思ったら入り口の突起物にぶつかるザク。壊しちゃった。と一瞬ビビったのかは知らないが、なんか「あっ!」みたいな雰囲気を感じましたよ。部品宇宙に飛んでいっちゃったぞ、どうしてくれるザク。

 3機のうち、スレンダーだけはここに残り、2機はコロニーの中に入っていく。これが、最初にガンダムにやられるジーンとデニムだ。ジーンズみたいだが、そうではない。

 ジーンは偵察中。およそ宇宙世紀とは思えないような双眼鏡みたいなやつで。やはり宇宙世紀にもクラシカルなものが尊ばれることがあるのだろうか。

 一人の子供が映る。これがフラウ・ボゥだ。この時点ですでにハロが登場している。

♪最近、ずいぶん前に放送され伝説のように語られる『起動戦士ガンダム』というアニメのDVDとかが売っています。私の友達の話とかでたまに出てきたりしていて、ぜひ全部観て見たいものだと思ってた矢先、借りることができたから、観たことをサクサク書いていこうという趣向です。

そういえば今日は、ガラス屋さんが来て窓を直してくれるって言ってたな・・・。昨日電話でアパートの管理会社の人が言ってたことを思い出した。

実際、午前中にガラス屋さんがやってきて、あっというまに窓ガラスを入れて帰っていった。お金はかからなかった。保険でまかなわれていたらしい。こういうときでないと、保険の価値は感じることができないなあと思った。

泥棒に入られたことでショックから立ち直れない自分の心に反比例するように、ずいぶんと晴れている午後の空を見上げながら、若菜は少し、ため息をついた。




それから4ヶ月後・・・