イタリア人写真家の取材活動への協力のお願い | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 昨日、世界野球・ソフトボール連盟(WBSC)より1次ラウンドの日程が発表されたプレミア12。日本国内ではこれから徐々に熱を高めていく段階にあるこの大会に対して、早くも熱いまなざしを向けている俺の1人の友人がいます。


 イタリア・ボローニャ出身の写真家、シモーネ・アマドゥッツィ氏(公式サイト:http://www.simoneamaduzzi.com/index.php?lang=en )。地元球団である昨季のイタリア・IBL王者、UGFフォルティチュード・ボローニャのフォトグラファーであり、昨年のヨーロッパ選手権でもイタリア代表に帯同し撮影や取材活動を行った人物です。今年3月に行われた日欧野球では、俺が侍ジャパン公式サイトで書かせていただいた、イタリア人選手たちの紹介記事「青のプライド~挑戦者たちの素顔~」掲載にあたって、記事中で使用したマルコ・マジェッリ監督以下イタリア勢6名の写真を提供していただきました(http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20150309_3.html )。


 本人は日欧野球の際、この歴史的なイベントの取材に自らも欧州メディア側の1人として参加することを熱望していましたが、残念ながら諸々の手配が間に合わず断念。今回、彼の母国であるイタリアがグループAに参戦することとなっていることもあり、今回こそはアジア行きを果たしたいと早くから熱意を燃やしているのです。


 彼のような野球に対する熱意と深い愛情を持つ欧州のメディア人が、こうした大会において取材を行いその成果を現地のマスコミにおいて披露することは、かの地における野球発展にとって非常に大きな意義があることだと考えます。なぜなら、今やボランティアによる「普及」というステージを通り越し、「既存のセミプロとしてのスキームをプロの次元に如何に昇華していくか」という議論や行動を重ねていく段階に入った欧州トップレベルの国々において、最も重要なのはより多くの人々の目をコミュニティに惹きつけ、スタジアムへと足を運ばせる為のきっかけを作ることだからです。


 サッカーやバレーボールを筆頭に数多くのスポーツが人気を博しているイタリアにおいて、野球がその存在感とビジネス的な価値を向上させるための最も重要なカギとなるのは、ずばりメディアの働きです。欧州という枠組みの中では紛れもなく強豪中の強豪であるイタリアですが、その功績にメディアが価値を見出ししっかりと光を当ててくれなければ、現場の人々が残してきたものは陰に隠れたままになってしまいます。残念ながら、今のイタリアではその事実や価値を理解する人々は、野球狂たちの街であるネットゥーノの市民を除けばまだ少数派と言わざるを得ないでしょう。


 シモーネは、そういう現状を大きく変える可能性を秘めています。俺は彼と出会ってまだ数か月しか経ちませんが、彼が今後のイタリアにおける野球のプレゼンス向上を狙う上で、間違いなくキーパーソンの1人となる人物となるであろうことを確信していますし、だからこそ彼には是非プレミア12での取材を実現させ成功させてほしいと心から願っている次第です。


 しかしながら、今のシモーネにはそれを実現させる上で致命的に欠けてしまっているものがあります。それは、日本への渡航や滞在のために必要な資金力です。日欧野球の折、彼が来日を果たすことができなかったのもこれが最大の要因でした。今回もこれが唯一かつ最大のネックとなってしまっており、大会が開幕するおよそ5か月の間にこれを何としても解決せねばなりません。彼はプレミア12関連の仕事で大きな収入を手にしたいと考えているわけではありませんが、現在の手持ち資金を犠牲にできるほど懐に余裕があるわけではないのも事実です。


 また、イタリア野球・ソフトボール連盟(FIBS)からのサポートを受けることも望めないそうです。上述のヨーロッパ選手権の折、シモーネは代表専属のフォトグラファーとしてチームに帯同したにもかかわらず、移動や宿泊に関する手配は全て自分でこなさなければならなかったとのこと。FIBSとしても、現時点では非五輪競技に過ぎない野球とソフトボールに対するイタリア政府からの補助金が限られてしまっており、選手や首脳陣といったユニフォーム組以外のスタッフへのサポートは満足に行えないのでしょう。


 こうした現状を解決するためには、メディア関係者様・出版者様に是非ともご協力いただく必要があります。そこで、この場を借りて俺から是非ご支援をお願いしたいと思います。シモーネ・アマドゥッツィに対して、仕事と取材費を提供してくれる方はいらっしゃらないでしょうか?彼はフレンドリーでユーモアのセンスもあり、非常に人当たりのいい人物です。一方で、写真家としての仕事に対しては非常に強い誇りを持っており、成功のためには努力を惜しまない人でもあります。英語での意思疎通にも全く問題はありません。彼の作品については上記の俺が執筆した記事の他、こちらのリンクもご参照ください(https://picasaweb.google.com/115269741322634467398 )。必ず御社の力になってくれると思います。


 もしこの話にご興味がある方がいらっしゃいましたら、gimme_the_microphone☆yahoo.co.jp までメール頂くか、Facebookにてメッセージをお願いいたします(星を@に変えてください。冷やかし目的でのメールは厳にお断りさせていただきます)。今回の案件については金目当てではなく、あくまでも俺と彼の間の友情の為にサポートしていることを付記させていただきます。皆さまからのご連絡お待ちしております。