ヨーロッパ球界関連情報 | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

(1)スイスが2013年度ヨーロッパ選手権予選開催国に立候補

 スイス野球・ソフトボール連盟(SBSF)は、同国第2の都市チューリッヒが、2013年ヨーロッパ選手権予選のラウンド開催地として、欧州野球連盟(CEB)に対して立候補したことを明らかにしました。計画では、仮に同市で予選が開催されることになった場合は、スイス国内におけるNo.1ボールパークである、ヘレンシューリスタジアムを舞台に戦われることになるとのこと。次回大会の予選開催国は、今年11月にCEBから発表される予定だそうです。


 CEB技術委員会は最近、自らが主催する大会に関する新しいフォーマット(http://baseballeurope.com/uploads/media/Competition_Rules_2012_changes_marked_red.pdf )をまとめ、一般向けに発表しました。この中には、予選ラウンドのレギュレーションも含めた、ヨーロッパ選手権の新しい開催方式もまとめられています。現在の方式では、前回大会で7位以内に入ったチームが、2年ごとの本大会でシード権を獲得できますが、新ルールではこれが9位以内に改められます。また、もしその大会の開催国が、前回大会で9位以内に入っていた場合は、前回10位のチームが繰り上げでシード権を獲得することになるとのこと。


 一方、その本大会入りを目指すチームが争う予選ですが、こちらも大きくフォーマットが変更されます。これまでは、5つのグループに最大33か国(CEB加盟40か国-シード7か国)を割り当てていましたが、これを2グループに減らし、新たに現在の本大会(レベルA)と予選ラウンド(レベルB)のさらに下位カテゴリーである、レベルCを作ることになりました。A,B,Cそれぞれのレベル分けに関しては、過去に行われたヨーロッパ選手権での成績などをもとに、既に加盟国が各カテゴリーに分配されているそうです。


 レベルCに指定された国々は、まずはレベルAの本大会と同年に行われる、予選のレベルCラウンドに参戦。そこで勝ち上がったチームが、翌年に行われるレベルBラウンドに進出し、本大会出場を目指すことになります。参加チームの実力をなるべく拮抗させ、大味な試合を減らすということが目的といえるこの試み。うまく機能することを祈りたいですね。なお、今回SBSFが立候補した予選は、レベルBラウンドの2グループのうちの1つであるということです。


ソース:http://www.mister-baseball.com/switzerland-zurich-submit-bid-2013-euros-blevel-qualifier/


(2)欧州野球・ソフトボール連盟の総会が、9年ぶりのスロベニア開催へ

 以前、こちらの記事(http://ameblo.jp/systemr1851/entry-11255444383.html )で「東欧球界の古豪」として取り上げた国、スロベニア。ここ最近は、失礼ながら東欧地域の中においても、比較的に存在感が薄かった同国から、嬉しいサプライズが舞い込んできました。来年2月15日から17日にかけて、CEBとヨーロッパソフトボール連盟(ESF)が共催する両者の総会が、同国のブレドで行われることになったのです。


 今回、同会合をホストすることになったスロベニア野球・ソフトボール連盟には、CEBとESF両者のマネジメント組織や、会場となるブレド市の行政のサポートも受けながら、このイベントを実りあるものとするために、あらゆる形で最善を尽くすことが期待されています。野球とソフトボールの五輪復帰に向けて、1つのカギを握る地域であるヨーロッパ諸国としての立場から、その対策を話し合う可能性が極めて高いとみられるだけに、彼らの役割は非常に重要なものといえそうです。


 総会の詳しい議題や進行に関しては、今後CEBとESFが共同で立ち上げた、「合同総会統括委員会」から随時発表されるとのこと。国際球界におけるニュースの1つとしても、この総会の行方は純粋に注目しておきたいテーマですし、今回のこのイベントをきっかけに、何らかの形でスロベニア球界自身にも、エンジンが点火されることを期待したいところです。


ソース:http://www.mister-baseball.com/joint-ceb-esf-congress-2013-slovenia/


(3)ヨーロッパカップファイナル4、例年通り9月末開催へ

 先日、オランダ・ロッテルダムラウンドと、サンマリノ・セラヴァーレラウンドが無事終了し、上位4チームが出そろったヨーロッパカップ。その決勝トーナメントであるファイナル4が、例年通り9月28日と29日の両日に開催されることが、CEBから発表されました。


 今回のファイナル4は、元々は6月開催の予定となっていました。にもかかわらず、日程がこのように設定された理由は、CEBが冬の間に開催国を見つけられず、具体的な日程を決めることができなかったため。それにより、各国協会はシーズン期間中に、出場チームを改めてファイナル4に派遣することができなくなってしまったのです。このため、今回のファイナル4はレギュラーシーズンの日程をいじる必要がない、今季終了後に改めて行われることになりました。


 幸いだったのは、今回出場する4チームが、いずれもWBC予選(ドイツ)の影響を受けにくい顔ぶれであること。L&Dアムステルダム・パイレーツ(オランダ)、ダネッシカフェ・ネットゥーノ、UGFフォルティチュード・ボローニャ1953(ともにイタリア)の3球団は、ともに次回WBCでシード権を獲得している国のクラブであるため影響なし。フランス勢初の出場となるルーアン・ハスキーズ'76(フランス)だけは、予選出場組のフランス代表選手を数多く抱えてはいますが、フランス代表が出場するフロリダ予選は11月に行われるため、こちらも影響はないというわけです。


 もっとも、彼らとてWBC予選より前に行われる、ヨーロッパ選手権(オランダ)には所属選手を大量に派遣するわけで、少なからず影響が出ることはどのみち避けられません。しかし、少なくとも彼らプレーヤーが、3つの国際大会で「3連勤」となるような事態は避けられることは、ポジティブかネガティブかといえば前者でしょう。その意味では、WBC予選に出場するドイツ・チェコ両国のクラブが、1次リーグで今回敗退してしまったことは、ある意味良かったのかもしれませんね(笑)。


 会場となる都市はまだ発表されていませんが、ローマ、ネットゥーノ(ともにイタリア)、アムステルダム(オランダ)の3都市のうち、いずれかになる可能性が極めて高いと指摘されています。チェコ・ブルノで行われた前回は、チェコ勢の出場がなかったために特にアドバンテージはありませんでしたが、今回は4チームのうち1チームが、非常に大きな優位を持つことになる可能性も十分。会場が一体どこになるのかも、今大会の行方を占う1つのカギといえそうです。


ソース:http://www.mister-baseball.com/european-champions-cup-final-september-host/