ハーツ・ファルコンズが2選手の新入団を発表 | 欧州野球狂の詩

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 イギリス・NBLに所属するハーツ・ファルコンズが、今季からの新入団選手として、新たにクリストバル・ヒッケ内野手と、ジェイク・マイケルズ投手の獲得を発表しました。先日獲得がアナウンスされた、アメリカ人のロビー・アンセル投手に続く新入団選手となります。


 ヒッケは一塁と外野を主戦場として、アメリカで高校、大学、セミプロのリーグでキャリアを積んだ他、チリ代表の一員としてもU-12、U-16の各チームでプレー。現在はシニア代表の一員にもなっています。2002年に、ブラジルにある国際野球アカデミーに参加し、そこではキューバ代表の一員として、1992年と1996年の五輪で2連覇を達成した、ラザロ・バルガスとともにプレーしました。その後グレンダーレコミュニティカレッジなどを経て、2008年から2010年は、プロ復帰を目指すマイナーリーグ経験者で作る、メサ・セミプロリーグでプレーしました。


 昨年はリーガ・ヴァレー・デル・ソル(詳細は不明ですが、チリの国内リーグでしょうか?)のティブロネスというクラブでプレーし、リーグのMVPにも輝いています。高校以来公式戦では投げていないということですが、左腕ということもあって、ファルコンズでは左のリリーフとしても起用される可能性があるとか。過去2シーズン、苦杯をなめているファルコンズですが、ヒッケは2012年シーズンの戦いを、非常に楽しみにしているようです。本人はクラブに対して「僕はNBLでプレーするのは初めてだけど、ロビーのような素晴らしい選手を獲得したクラブのために、国内タイトル獲得に向けてベストを尽くさなきゃいけないと思っている。成功のカギは、常にコンディションを保ち、強力な投手陣を形成することだ」と語っています。


 一方ニューヨーク出身のマイケルズは、こちらもセミプロのハドソンバレー・ナショナルリーグ(HVNABA)のアスレチックスというクラブで、過去4年間にわたってプレーを続けてきました。主に投手と三塁手としてプレーし、通算で打率.391、長打率.500という目覚ましい数字を残しています。昨年は安打数(2位)、二塁打数(2位)、打点数(4位)でリーグのトップ5入りし、また本塁打も2本記録していることから、ファルコンズの本拠地グローブヒル・ボールパークでは、彼の打撃力が大いに相手チームにとって、脅威となることが期待されているよう。


 イギリス系アメリカ人であることから、2006年にはU-19イギリス代表としてのプレー経験を持ち、今季は新設されるU-23代表の一員として、夏のボストン遠征への参加も有力視されているマイケルズ。旧所属クラブのアスレチックスから「彼に代わるプレーヤーを探すことは、決して簡単なことではない」と評価されている彼は、既にイギリス入りしているとのことで、ファルコンズのスプリングトレーニングに参加しているとのこと。彼もまた、新しい所属先に対して強い思いを抱いているようで、クラブに対しては次のように語っています。


 「今回の僕らの加入によって、ファルコンズはプレーオフに進出することはもちろん、リーグタイトルを獲れるようなチームになったと信じている。ロビーやクリス、あるいは僕のような選手は、攻守両面にわたってチームに大きな力をもたらせるだろう。他のチームの投手たちは、特にうちの上位打線と対戦することを、今年は安パイだとは思わない方がいいだろうね」


 ファルコンズのリー・マニング監督は、アンセルに続く2人の新加入を、心から喜んでいる様子。「クリスとジェイクは、どちらも既に戦う準備ができているし、チームにも順応できている。まるで、彼らは何年も前から、一緒にプレーしてきた選手みたいだ。どちらも非常に高いレベルでプレーを続けてきた選手だし、チームにとても大きな力を与えてくれることを期待したいね」


ソース:http://www.mister-baseball.com/herts-falcons-add-reinforcements-atlantic/