イタリア関連の野球ニュース | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

(1)ビクター・モレノがタイガースからリリースされる

 元ボローニャのリリーフエースで、今年からMLBのデトロイト・タイガースで、招待選手としてメジャー昇格に挑んでいたビクター・モレノ投手(31)が、タイガースから解雇されていたことが明らかになりました。過去2年間、ボローニャの一員として見事な働きをしてきたモレノですが、惜しくも首脳陣のお眼鏡には適わなかった様子。


 ここからは、彼の今後の所属先がどうなるかが気になるところですが、すんなりとボローニャに復帰できるかどうかは不明です。というのも、ボローニャはモレノの後釜として、すでにドミニカ共和国出身のサンディー・レアル投手と今季の契約を結んでいるため、外国人枠がすでにふさがっている状態なんです。現状ではまたレアルがイタリア入りしていないので、彼との契約を打ち切ってモレノと再契約する道もあるにはあるとか。開幕直前のこの時期でもあり、非常に微妙な選択を迫られることになりますが、果たして…。


 なお、昨年のモレノですが、13試合で32回1/3を投げ、わずか17被安打で52奪三振という快投。防御率はなんと0.56という、リリーフエースという呼び名にふさわしい、素晴らしい成績を残しています。2009年のイタリアシリーズと、昨年のヨーロッパカップでも非常に重要な役割を果たし、チームにとってはなくてはならない存在でした。今年、ボローニャが再契約することになれば、モレノにとっては3年連続でのイタリアでのシーズンということになります。


(2)ファンタジーベースボールのIBL版が運用開始

 自分の好きな選手を集め、ほかのユーザーとともに架空のリーグ戦を戦う、ファンタジーベースボール。本場アメリカで生まれたこのゲームは、日本でも「オーナーズリーグ」や「プロ野球チームを作ろう!!オンライン(通称「やきゅつく」)」、「MLB Manager Online(通称「メジャつく」)」などが人気を博しています(ちなみに、俺自身も現在メジャつくやってます。「エイリアンズ」というチームでやってますので、プレーされてる方は是非フレンド登録を)。


 そのファンタジーベースボールのイタリア野球版が、先日紹介したレッジョ・エミリアのポール・マカルーソ氏によって構築され、このたび運用が開始されることになりました。このゲームには、IBLとセリエAのクラブに所属する全選手が実名で登場するとのことです。なお、このゲームに参加するユーザーは、ペイパルまたはクレジットのいずれかで、5ユーロの参加料をメンテナンス費用として支払う必要があります。


 ルールは次の通り。まずプレーヤーは、あらかじめ運営側が設定した30人の選手枠の中から、野手7人と投手3人の、合計10人の好きな選手を選択します。投手は勝利数、奪三振、セーブ数、野手は出場数、本塁打数、得点数、打点数、打率、盗塁によって、それぞれ実際に行われた試合での成績に応じてポイントがつけられます。シーズン終了後、そのポイント合計が最も多かったユーザーが勝ちというわけ。なお、シーズン中は合計20回まで、自分の選んだ選手を入れ替えることができます。


 今季、セリエAは4月2日、IBLは4月9日にシーズンが開幕するため、実際の運用開始は4月9日からになるとのこと(費用の集まり具合次第では、17日にずれ込む可能性もあるそうです。ただし、その前の試合での成績は反映されるとのこと)。説明は英語およびイタリア語、実際のゲームは英語で行われるとのことですが、興味がある方はぜひ参加してみては?ホームページはこちら→ http://www.italianfantasybaseball.com