ヨーロッパ選手の中間報告Part.2 | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 先日、アメリカのスプリングトレーニングで奮闘中のヨーロッパ選手について、中間報告をお伝えしたんですが、再び新しい情報が入ってきたようです。あのイタリア人が、大活躍したみたいですよ。


(1)アレックス・リッディ(マリナーズ)

 三塁のレギュラーポジションを、ショーン・フィギンズとともに争っているアレックス・リッディが、水曜のドジャース戦で満塁本塁打を放つ活躍を見せ、9-4での勝利に大きく貢献しました。現在6試合出場で、9打数3安打のリッディ。このまま好調を維持できるか、注目必須です。


(2)ロジャー・バーナディーナ(ナショナルズ)

 現在オープン戦で8試合に出場しているバーナディーナは、19打数6安打、1本塁打3得点5打点をマーク。現在、左翼のレギュラーをリック・アンキールやマイク・モースとともに争っていますが、特にパワーで猛アピールしているのがモース。打率.435、出塁率.462、長打率はなんと.913と、非常に手ごわい相手となっています。


(3)リック・バンデンハーク(オリオールズ)

 2度目のリリーフ登板に臨んだバンデンハークでしたが、どうも制球が定まらなかった模様。3イニングを投げて4四球、被安打2、2奪三振で1失点という結果に終わっています。結果だけ見れば要所は締めた感じですが、球数制限のあるメジャーでは四球の多さは致命的。開幕までに修正できるか?


(4)グレゴリー・ハルマン(マリナーズ)

 左翼のレギュラー争いに参戦しているハルマンは、ここまで9試合出場で12打数4安打、1本塁打3打点という成績。どちらかというと守備固めで使われることが多いようで、自慢の長打力を発揮する機会が今一つ少ないのが、少々残念なところではあります。


(5)ジャイアー・ジャージェンス(ブレーブス)

 ブレーブスでローテ争いをしていたジャージェンスでしたが、現在3試合に登板し0勝1敗、防御率6.00と、あまり芳しくない結果に終わっています。ペティットが引退するなど、先発の層が薄くなっているヤンキースで、チャンスをつかめるか?


(6)アンドリュー・ジョーンズ(ヤンキース)

 ジャージェンスの同僚で、ヤンキースとマイナー契約を結んだ元二冠王のジョーンズ。ここまで7試合に出場し、19打数4安打という成績。今季初本塁打も放っています。開幕は外野の控えとして迎えることになりそうですが、本塁打と打点のタイトルを取った男の意地を見せてもらいたいところ。


(7)マイク・ニッケアス(メッツ)

 イギリス代表正捕手のニッケアスは、今年のスプリングトレーニングで、かなり試合出場の機会を得ているようです。もっともバットの方は今一つなようで、6試合出場で13打数2安打、1得点という結果に終わっています。


(8)カイ・グロナウアー(メッツ)

 同じくメッツ所属のグロナウアー。先日のイタリア戦に出場しませんでしたが、春季キャンプ全体でもまだ出番にはあまり恵まれていません。火曜の試合で、捕手の守備固めとして2度目の出場を果たしたものの、唯一の打席でヒットを打つことはできなかったとのこと。


※追記※

 ジャイアー・ジャージェンス投手の欄で、一部不正確な情報があったため、内容を訂正しました。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。