オランダ野球・ソフトボール協会(KNBSB)は1日、フル代表を率いていたジム・ストッケル監督(58)が、家庭の事情により退任することになったと発表しました。家庭の事情というのが、具体的に何を指すのかは不明ですが、協会側が求めるフルタイムでの監督業には、もはやつけないとのこと。
投手コーチとしてチームに帯同した2009年のWBC終了後、同大会でチームを2次ラウンドまで導いたロッド・デルモニコ前監督からバトンを受け継ぎ、代表史上3人目のアメリカ人指揮官となったストッケル監督。同年9月に行われたIBAFワールドカップでは、2次リーグのホスト国として総合6位の成績を収めました。しかし、今夏のヨーロッパ選手権では、決勝でライバル・イタリアに敗戦。1997年以降初めて栄冠を逃す結果となりました。この時、すでに本人は退任の意向を固めていたようです。代表監督としての最後の仕事となった、10月のインターコンチネンタルカップでは、キューバ・台湾・イタリアがベストメンバーを揃える中、キューバに次ぐ準優勝という立派な成績。大会2度目の銀メダルを置き土産に、代表監督の職を離れることになります。
KNBSBのロバート・エーンホーンTD(テクニカル・ディレクター)は、既に後任人事も大詰めの段階に入っているとか。ストッケル氏の後任は、来週までには発表されるようです。前回エントリでも紹介したように、オランダ代表はリリーフエースだったミヒール・ファンカッペンと、内野手のジェローエン・スライターが今季限りで現役を引退。来季は、この2人に代わる新たな人材も発掘しなければなりません。特にファンカッペンに関しては、代表投手陣の中でも特に国際経験が豊富だっただけに、そう簡単に代えの利かない存在。ここのところは左腕も不足気味になっているとあって、新監督はさらに頭を悩ませることになりそう。2011年シーズンが、オランダ代表にとっての一つの転換点になるかもしれないね。