私はフリーのエンジニアになってから業種を問わず、ある仕事を片っ端からやってきました。
証券・会計・流通・テレビ・クレジット・損保・銀行・部品管理・コンパイラーの開発等です。
気が付くと自分の属性はどの業務の知識も浅く、広くというようなものになっていました。
その頃は業務知識うんぬんということはあまり言われなかったので、来る仕事を一切拒まずにやってきました。
ところがフリー人生の後半に差しかかると業務知識がある人ということで、ことごとく面接で落とされるということが一時期多かった時がありました。
自分では現場に入ってさえしまえば業務知識はすぐに身に着くという考えだったのですが、お客さんはそうはいかないようです。
頭ごなしに業務知識、業務知識と言ってきます。
新たに人員を投入しても全然使えない奴が来ちゃったということがあちらこちらで横行していたので、お客さんの立場からすれば無理もありません。
しかし、この時は特化する業務知識が無い自分に道を誤ったかと思いましたが、即戦力を求められる環境下で短時間に業務知識を身につける術が身についていたので、なんとか現場には入りこむことができるようになりました。