小説~ONESTAR番外編~最終回~何も、見えない | COCONUT☆HEADBUTT!!

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よろしくお願いしまーす(^0^)

小説プリンONESTAR番外編プリン



自分の罪の深さに

くじけないように


自分のエゴに

押しつぶされないように


間違ってることが分かってて、

止められないあたしの気持ちが、

潰えることがないように


あたしは、

自分が仕掛けた罠に、

嵌ってる


自分で嵌って足掻いてる


身動き取れない


リホちゃんに離れて欲しくなかった


ずっとずっと一緒にいたかった


壊したくなかったから、

始めたゲームだったのに


ずっとずっと

ウソをつき続けて

生きていこうと思ってたのに、


あのバカ男が本当に馬鹿なせいで、

計算が狂ってる


ヨッシー、

助けてよ


実のお姉さんに好きだって剛速球投げ続ける

あんたの勇気を分けて


あたしがウソをつき続けても

平気で生きていけるように


リュージが、

あたしが泣いてるのに気づいたみたい


ちらちらとこっちを

気にしてるのがわかる


でもきっとあのバカ男は、

俺の完璧な演奏に、あいつ感動してるぜ、ぐらいの

ポジティブに取ってるに違いない


「リョウちゃん、大丈夫?」

「うん。大丈夫。」


リホちゃんがあたしを心配して声をかけてくれる


バカだな


ホント、

みんなバカだな


そんな簡単に騙されてんじゃないわよ

もう一度ハンカチに口づける


大丈夫


生きていこう


この想いが禁忌だと言うなら、

この痛みは罰だから


どんなに心が痛くても、


あたしを苛む良心の呵責に

押し潰されそうになっても、


大丈夫、

あたしは、

ジョーカーを持ったまま、

ゲームを続けるよ


リホちゃんが好きだって言う、

致命的なカードを


たとえ、

心が血を噴くほど痛くても、


あたしの流す涙で、

何も見えなくなっても。


            THE ENDEND


ペタしてね 皆様、最後までお読みいただいて有難うございました~チャオ明日はあとがきでーすbye