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システマちっくライフ "Systematic Life"

人生とシステマ、九州のシステマ情報、モスクワ修行記、雑感など

7月10日(火)

今日は時差ボケの奥さんを連れてシステマ本部へ。
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システマ本部前。「え!ここ?」的な入口で記念撮影。

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ついでに私も。

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ちゃんとシステマと書いてあります。
私は最初気づかず、2、3回 素通りしました、、、。

来て早々、アンドレ師匠が「5分後にマッサージ受けるか?」と。(笑)
心の準備もできないまま、揺らされ装置に乗る嫁。
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↑明らかに不安そうな嫁。

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いつもの調子でグリグリ~

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ブスッとな!
後で聞いたら相当痛かったみたい。でも、夫より充分痛みに強い。
やはり女性の方が痛みに強い気がする。

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こちらもブスッと。「痛いー」と(日本語で) 叫ぶけど泣いたりしません。

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ムチでまんべんなく叩かれる。

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ムチまで、普通にこなして、なんだ普通のリアクションだねーと思ってたら、
最後のシャスカ(剣)を額に当てられたとき、いきなり号泣。


途中で、アンドレイとは別のマッサージを行うイリエナ感情をとるのを手伝ってくれました。

以下、妻談。
「最後のサーベル?でおでこを触られたとたん、悲しくてなってきて、次、悔しくて無念ーって感じになって、絶望感みたいなのを前に、嗚咽と共に泣きじゃくりました。
押し殺しておさえていた感情の蓋を外された感じ。でもいつそんなことを思ったか、覚えがないし(それに近い状況はあるけど、そこまで強い感情がわく状況ではない、でもいつもその感情と共に生きてきた気もする。そんな感情抱えて生きてきたら、そりゃきつかろう、と自分に気づきました。」

とのこと。アンドレイに聞いたら、子供のころの感情がたまっていたのだ、と。

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終了後。泣きじゃくったので。目が腫れてますw
かなりスッキリしたそうです。

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終わった後に、なぜかシャスカとナイフを妻に持たせるアンドレイ。
記念に撮っとけってこと?
戸惑う嫁w。

《後編》へつづく

7月9日(月)
今日はいよいよ、うちの奥さんがモスクワ入りする日。
彼女は6月末に日本を出て、アメリカのシアトルに住む奥さんの友人宅でしばらく過ごしてからモスクワにやって来ます。


今回、4月に結婚して2か月後には旦那は西回りでモスクワへ修行の旅へ、奥さんは東回りのアメリカ経由でモスクワで合流!
今後の予定は、モスクワとイタリアで一緒に過ごして、彼女はそのまま東回りで日本へ帰国。私は西回りでカナダのトロントでシステマ修行した後に日本に帰国予定。


それぞれ逆回りの世界一周で、現地集合現地解散のハネムーン。
ネタ以外の何物でもないですねww


で、今回のポイントは、モスクワで無事合流できるか。
ご存じ、モスクワは英語がほとんど通用しません。空港の職員もやる気のかけらもありません。奥さんが空港についても自力で私のホームステイ先までくるのはほぼ不可能。それに加えて、私も到着した皆がよく訪れるシェレメチェボ空港ではなく、南の方のドモジェドボ空港に来る予定。シアトルからフランクフルト経由で入るからでしょううか。


行ったことないところなので、公共の交通機関ではなく、語学学校から送迎タクシーを手配。
奥さんとは連絡手段がないので、事前にメールで運転手の電話番号のみ伝えることにしました。


奥さんは16:20に空港に到着予定。

タクシーの運ちゃんは学校前で私を拾うのが15:40。
空港間で1時間弱とのこと。

ん?計算あわないんでない?

手配してくれた語学学校の人に言うと。
「大丈夫、大丈夫!到着しても入国審査とか荷物拾ったりとかで、結構時間かかるから!」と運ちゃんが言ってるとのこと。しかも、学校に掲示してある料金よりちょっと高め。どうも、運ちゃんの住んでる場所とか価値観で値段が上下するらしい、、、。
日本人的には、到着時刻に現場にいたい気持ちはあるのだが、まぁ、郷に入りては郷にしたがえで、というより、ロシア人相手に到着時刻に現場にいたい気持ちを伝えるのに数時間かかりそうなので、その時刻で了承。


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意外に時間ちょうどに来たタクシー。タクシーっていうか普通車ですけど、もうそんなことじゃまったく驚かない。
学校前から、さぁ出発!


運転手は、セルゲイというおっさん。
子供が二人とか、日本食がどうたらとか、カラテの話とかロシア語で雑談。一か月前はまったくコミュニケーションがとれなかったなぁ、と今の超カタコトなロシア語をしゃべっている自分に少し感動。


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途中、渋滞もあって、空港が見えて来た時にはすでに17時過ぎ。うん、明らかにもうモスクワの土を踏みまくってるよね、奥さん。でも、そんな状況でも、まーなるようになるかもねーと思っている自分はかなりロシアに毒されてる様子。

空港のパーキングに着くと、運ちゃんが「よし!俺はここで待ってるから!動かず待っとくから心配するな!」と言う。あ、いや、、、もしもの時は奥さんから電話来るんですけど、その行為、あまり意味ないですよね、、、。
一緒に空港内に入って待ってくれるのを期待するのは、ここでは間違い。ブーーー!って感じですね。忘れてました。というわけで、連絡の手段もないまま、空港の到着ゲートで待つことに。しかも到着してから1時間過ぎてる状態。


そんな状況でも、まーなんとかなるかもねーなんて考えてる自分は、かなりロシア通?(←違います)


さて、ドモジェドボ空港内。
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飛行場入口。なんと全員金属探知機を通過しないと入れない。


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いやー、広いね。新しくできた方なだけあって、シェレメチェボ空港よりキレイじゃん!

奥さんが乗ってきた飛行機を確認。うん、確かに1時間前に到着してるね、、、。
到着ゲートは一か所なので、ここで待つことに。でも、すでに出たのか分からない。まぁ、いっかと思ってた時、、、、

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あ、いるじゃん!

ちょうど出てきて、きょろきょろしてたら私を見つけたとのこと。ベストタイミング!
ロシア時間って、ちょうどですなー。(^^;)

こうして最大の難関をあっさりクリアして、二人はお家に帰ることができました。

めでたし、めでたし!

《おまけ》

帰りがけ、タクシーの運ちゃんは、空港で待ったから、と運賃を釣り上げてきましたとさ。

うーん、ロシアン。

後編です。

これが「赤の広場」

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真ん中あたりにレーニン廟といって、革命を起こして世界初の社会主義国を樹立したレーニンが今なお眠りつづけている場所です。
赤の広場って中国で言えば天安門広場な感じ?
帰って歴史の本を読みましたが、レーニンと孫文、スターリンと毛沢東がなんかキャラ的に似てるなーと感じました。素人の勝手なイメージですが、前者が理想に燃えたいい人、後者がそれを利用して独裁政権作っちゃった悪い人的なイメージ。間違ってたらごめんなさい。ちなみに私はレーニンが何者かもよく知らないままロシアに来ちゃったオロカ者ですw。 誰か詳しい人、解説求ム。


あ、ちなみに「赤の広場」の「赤い(クラスィーヌィ)」と「美しい(クラスィーヴィ)」は語源が同じで、元々の意味は「美しい広場」という意味だったようです。ロシア人は赤=美しいと感じてるんでしょうかねー。


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広場にて、人だかりができてると思ったら、、、


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バイクが飛んでた!

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ちなみに、広場前のイベントがあったので、この聖ワシーリー聖堂は休館。
これはモンゴルとの戦勝を記念して1560年に建てられたそうです。

ロシアは日本の元寇あたりの時代にモンゴルの侵攻を受けて、その後200年以上モンゴル人に支配されていたようです。そりゃ追い返したら嬉しくてこんなの建てますわなぁ。浮かれ具合がよく表現されてる気がします。


どうもロシアは侵攻に勝つ度に記念に寺院を建てちゃうらしい。


ちなみにポーランドが攻めてきた時の勝利の記念が↓このカザンの聖母聖堂。

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小っちゃい!あまり嬉しくなかったのか、、。

で、そこに面してる国営百貨店「グム」
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3回までの吹き抜けの屋内デパート。渡り廊下見えます?

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やたら広い。女子が行ったら1日中楽しめるでしょうねー。

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赤の広場入口にある、ロシア国立歴史博物館。

あまり、、、面白くなかったかな(汗)
人もそんなにいなくてガラガラでした。


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そこで偶然、ロシア語のクラスメート(ノルウェー人)に出会いました。記念にワンショット。

その後、なぜか他の観光客も何人か彼と写真をとったりしてました(笑)
ぜったいロシア人だと思い込んでるんだろうなー。
それにしても すごい筋肉。

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ロシアで初マック!

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中は戦場。

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何とかロールを頼みました。
ケバブの皮生地の中にハンバーグ。この安易な感じがロシアンだなぁ。

味は、ハンバーグをケバブの皮で包んだような味がしましたw

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友人はビッグマック。味はふつう。ちょっとキャベツに元気がないかな。

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帰りは腹ごなしにいつものベラルースカヤ駅まで歩いて40分。

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帰って歴史の本を読破!
ようやくロシアの歴史がおおざっぱにインプットされましたw

やはり実際の史跡を見てくると頭に入ってきますねー。

7月7日(土)
今日は、日本人留学生に誘われてモスクワ中心部に観光にやってまいりました。
モスクワに来て1か月、ようやく観光っぽいことをしてきました!
写真が多いので、2回に分けて報告いたします。


まずはクレムリンから西に徒歩15分くらいのところ。
救世主キリスト大聖堂。
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ここは、ナポレオン戦争の勝利の記念と戦死者への弔いのために建てられたそうです。
1931年にスターリンが爆破した後、2000年に再建されたそうです。
なんで爆破しちゃうの?スターリン。中国の文化大革命的なノリなのでしょうか。

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それを見守るアレクサンドル2世。厳格な君主だったそうです。
ちなみにナポレオンを追い返したのはお父さんのアレクサンドル1世。

なぜ、2世が飾られるの?

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お供のライオンでひと遊び。

こっちの銅像、むっちゃレベル高いですよー。ライオンのお腹の血管が浮き出たりとか、マントのひだひだとか描写がリアル。


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お約束


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救世主キリスト大聖堂の中。

中は撮影禁止だったのですが、こっそり1枚だけ。

中は本当に荘厳な雰囲気で、敬虔なロシア正教信者さんがローソクを捧げてました。こっそり写真をとるのもためらうくらいです。
この写真ではとてもその神聖な雰囲気は伝わりません。

モスクワ中心部に行かれる時は是非訪れることをお勧めいたします。

ちなみに半ズボン禁止です、ご注意を。


クレムリンまで歩いて移動。

途中で図書館の前にドエトエフスキーの銅像がありました。
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こんなショボーンとしてましたっけ?彼。



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それよりも、モスクワの鳩の遠慮のなさよ、、、。ロシア娘が恐怖におののいています。
なんかこっちの鳩、毛並みが悪いのが多いんですよw


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ここが有名な、バリショイ(ボリショイ)劇場。
毎日、バレエとかやってるみたいです。
バリショイとはロシア語で「大きい」という意味。ボリショイサーカスも「大きなサーカス」という意味ですね。

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赤の広場前

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韓国の企業の看板がちらほらと。進出してるみたいですねー。


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今日はイベントがあるみたいで、警官(軍隊?)が整列してました。
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赤の広場入口付近。なんと

なくディズニーかハウステンボスっぽいんですよねー。


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第二次世界大戦で亡くなった人を弔う「無名戦士の墓」


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憲兵が身じろぎひとつせず、警護にあたっています。
なんだかロシアっぽくないw


今回はクレムリンの中には入らず。次回、奥さんと来る予定。



後編は赤の広場のご報告です。

ここ数日はいろいろあったので、間が空いてしまいました。

7月6日(金)
今日は、2週間ぶりにバーニャに行ってきました。


「バーニャとは!」 前回の報告はこちら↓

6月22日(金):バーニャ!! ~ロシアお風呂ツアー~【前編】

6月22日(金):バーニャ!! ~ロシアお風呂ツアー~【後編】


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夏の日差しが照りつける絶好の?バーニャ日和。
道路を冷やすためにトラックが水をぶっかけてます。

今回も、オレグと地下鉄で合流、コムサモリスカヤ駅から出て、列車で移動。


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列車に乗る前に売店でスプライトを購入。平温でした(汗)


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切符を自動改札口に。切符はレシートみたいな感じで、バーコードを読み込ませて通過するのですが、

紙がピラピラして入りにくい、、、


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さぁ、いくぜー。


列車で40分。


駅からタクシーで20分。

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タクシーのメーター、スマホでした。
こっちでもスマホの所有率高いですよ。サムソンも結構進出してます。


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こんな感じの、静かな町。

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ロシア式お風呂。と書いてあります。
左下に効能が書いてあるっぽい。


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入り口。


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入り口でミネラルウォーターを購入。

ミネラルウォーターというより温泉水?みたいな味。
汗で失われたミネラルをガッツリ補給できそう。

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左下の葉っぱが、体を叩くためのヴェーニク。詳しくは前回の報告参照。

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それを水につけておいて、あとでバシバシたたくのです。

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バーニャ後の栄養補給。
はちみつをがっつり入れたお茶が美味い!


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パンとチーズと鶏肉。


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前回、全身に出た赤いまだら模様は今回は腕と足だけ。
アレは体が直そうとしてるところに出るらしい。
今回、ボディに出なかったということは、前回より良くなっているということ?

今回、蒸し風呂→水風呂を4ターンやりましたが、もう全然つらくない。
ふふーんと鼻歌混じりでした。体が整ってるとだいぶ違いますね。
今回は水風呂でこっそりストレッチなんかしてました。
しかし、バーニャはいいですね!体の奥底のテンションが浮かび上がってきます。

バーニャとマッサージとエクササイズの使い分けが分かった気がします。
体の中に管が通ってるとして、その管の中の汚れをドメスト的に浮かび上がらせるのがバーニャ、
管をゴシゴシお掃除するのがスティックマッサージ、絡まってる管をまっすぐに整えるのがエクササイズ。

本当はもっと奥が深いのですが、おおざっぱにはこんな感じだと思いました。

だから、バーニャやスティックマッサージを受けた後は、次の日くらいにしっかりストレッチやらプッシュアップやらをして、体をイイ位置に整えないともったいない気がしますねー。

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帰りの列車にて。この後 列車内で爆睡。
この日は一日中、体が気怠く、ダラダラしてました。
バーニャで楽に過ごせても、やはり体は休息を欲していたようです。