インターナルがやって来た!
インターナルな事が入ってないシステマなんて!ってぐらい当たり前のインターナル。
今でこそインターナルってなんぞや?と聞かれたらなんとか説明が出来ます。
が、当時の私達は(3)にも書いた通り、トロント系の練習メニューで練習していて、そんなものがあるとは知らずにうわべだけ真似をしてゆるゆるがリラックスだと思っていた頃の話です。。
今思えばトロント系のワークにもインターナルはふんだんに入っているのですが、まだ私はまだ気づけていないレベルでもあり時代?でした。
日本で開催されるセミナーはトロント系のインストラクター達だったので、当然練習ネタはその中で教わったワークが多くなります。
感覚的、内面的なワークも練習しましたが、センシティブなワークと言っていて相手を取る感覚を磨くワークに使うものだと思っていました。
そんな感じで練習を続けていたのですが、始めてから初めてモスクワHQからインストラクターが来る。東京でセミナーを開くというではないですか。
私にとってモスクワからの誰?って感じでミカエル以外は誰一人名前も知らない状態でした。
でもシステマはもともと旧ソ連の軍隊格闘技、そうロシア発祥なのでそのHQから来るのなら凄いんじゃない。
という訳で彼のセミナーを受ける事に。
セミナーは進行する。なんだこれは???
訳がわからんー!
でもすごーい!!!
そんなセミナーをしてくれたのは、ミスターインターナルと言われ今では、日本のシステマーなら誰もが知っているヴラディミア・ザイコフスキーであり彼のシステマでの初来日になります。
すごいけどわからない。わからないけどすごい。の初モスクワHQ系のセミナーでした。
これが私にとって意識的に学んだインターナルワークとの出会いです。
しかしまだこの頃は、ザイコフスキーはインターナルワークとはまだ言ってなくて、私にとってはモスクワ系のワークとして学ぶものになってしまい、モスクワとトロントのワークを分けてしまう原因になってしまいます。
この数年後、ミカエルがニュースクール、インターナルと言うキーワードを出してきます。そして練習していくにつれて、私の中にあったモスクワとトロントを区別していたものは間違いで分ける事自体がナンセンスでした。
インターナルとは自分の状態の話で、相手や他の人に対するものでは無いという結論に今はなっています。
だから当然、トロントのワークに入らないといけないものですし、トロントのインストラクター陣を私レベルが見てもしっかり感じ取れます。
ただインターナルという言葉は、ミカエルの言い方で、トロントではそういう抽出された言い方はしていないみたいです。
このセミナー後、ミカエル、ダニール、セルゲイ、大サーシャ、当然ザイコフスキーと日本に来てくれる事になります。
それによって日本のシステマ界のインターナルに対する理解が進んで行く事になります。