今日の練習で気が付いたというか、感じた事ですが、システマでのカウンターの仕方です。

カウンターといえば「あしたのジョー」が印象に有りますが、倒す倒されるのしのぎ合いって感じですよね。

でも、システマのカウンターって相手に対する抑止力って感じがします。
相手が攻撃をしてもその攻撃をリズムに乗せずに、調子を寸断する事によって相手が攻撃をやめる。
(私のカウンターは銀玉鉄砲で相手をエキサイトさせてしまいます。でも奥内インストラクターのは、相手が攻撃する位置から離脱してしまいます。)
そこには破壊や相手をダウンさせようという意図が無く、相手の攻撃が止まればいいという意識の中でおこなわれているような気がします。

稽古のあと、奥内インストラクターに聞いたのですが、奥内インストラクターはそれさえも凌駕して、相手が攻撃をする気さえも無くすのが目標と言われていたのはスゴイです。

ミカエルも護身しかなく、攻撃は無いとまでいっていたような?

でもミカエルはカウンターでストライクを打っていますがやられている人のテンションが無くなっていっているような気もしますし、スゴく楽しそうな雰囲気がでています。
本当におこなえば一発で終わるぐらいのタイミングなんですけど・・・。

ここがスゴい所ですね。格闘技、武術いろいろ有りますが自分からやられに行くものってシステマぐらいじゃないでしょうか?

要するにシステマは攻撃する相手がエキサイトせずに攻撃をしなくなる。癒される?そういうものかも知れません。

悪意(相手を壊す気)の有る人には攻撃心の抑制、身体の対話を求める人は癒しを与えてくれるのがシステマかなと思いました。

皆さんはどう感じます?