Old SENNHEISER "GOLD" Mics | KT Studio Works

Old SENNHEISER "GOLD" Mics

さて、唐突ですがまずはこちらから。

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何と言うことでしょう...(劇的)
先日またとない出会いに遭遇しました。今日はその時のお話。
左から、ドイツはSENNHEISER社のマイク、MD421N、MD421II、MD409N
ゴールドですよ、ゴールド!!

 本当は左のMD421Nだけ買うつもりでしたが、話の分かるスタッフさんとの出会いが幸運でした。
「MD421」という型番のマイクは厳密には存在しなくて(確か)、末尾に見たことあるものだけでもN、U、U-4、U-5、HL、などなどが付き、ロゴもSENNHEISER以外にTELEFUNKENだったり、SENNHEISERでも筆記体だったり、色も現行の黒ではなく「白クジラ」と呼ばれるものがあったり、XLRコネクタではなくてDINや、名前忘れましたがもっと昔のものはまた違う形状だったり、この辺の違いや年代を完璧に説明できる人っているの?ってくらい、モデルチェンジを繰り返しているマイク。そもそも長い歴史を持つ老舗中の老舗メーカーを代表するマイクですからね。

今回のMD421は、グリルの部分だけがゴールド仕様の個体。
SENNHEISER社は何年かに1回、過去の仕様を復刻したSpecial Editionなる421を限定生産していて、自分自身は2003年の楽器フェアで、まだゼネラル通商さんが同社製品を取り扱っていた頃のSEを間近に見たことがあります。

これが当時の写真

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でもこれより遥かに昔の個体だというのです。

現代ではオールド421がDINだと使いにくいと言うことで、XLR仕様に改造する例も時折見かけますが、今回入手した内の1本も、その可能性もあるとのことでした。
そのコネクタや年代にまつわる話を親身に対応いただいていたところ、「ワケあって店頭に出せない421があるのですが」と話をいただいたのでした。
それが真ん中と右の個体。
その「ワケ」とは、コネクタがDIN端子のために動作確認が出来ないとの理由でした。
販売するとしてもジャンク、ここではその価格を伏せますが、考えられない価格で譲っていただけることになりました。

スタッフさん、
「お客様、きっとお好きなんだろうなと思って」
「そうでなかったらボク、コネクタの話なんてしなかったと思いますから、巡り合わせなんだと思います」
って。

過去、MD421の入手においては他にも運命的な出会い がありました。
その時に入手したDIN to XLRの変換ケーブルでチェックしたところ、出音に問題なし!ロー抜けの様な印象もありませんでした。実際には歌なり何なり録ってみてですが。

ちなみにロータリースイッチは5段階、もう一方のDIN仕様の個体は2段階で、手元にあるMD421HLと同じです。

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更には当時のスタッフさん
「SENNHEISERお好きでしたら...」
と、出してきていただいたのが何と!

MD409N
はい、知りませんこんな型番 (^^;)A しかもゴールド。
形からして、同社evolutionシリーズのe609とかあの辺の製品はこの頃のモデルを踏襲しているのかな? と想像してしまいます。いや、きっと少なからずそうだと思います。
前出MD421IIと同様に、こちらもDIN仕様、動確出来ずでこれまた譲っていただきました。

ただ、このMD409Nには若干の問題が。
そのことはこのブログでは珍しく後日に引っ張っちゃう(笑)