【addsuffix】
セットされていれば、ファイル名補完のときにディレクトリの場合は後ろに「/」がつき、ファイル名が完全に一致した場合、ファイル名の後ろにスペースがつく。デフォルトはセットされている。
【argv】
コマンドが実行された後に、コマンド名とコマンド行の引数を文字列の配列にしたものを格納する。デフォルトではセットされている。(例:cp file1 file2の場合、
$argv[0]=cp
$argv[1]=file1
$argv[2]=file2
なお、略号が用意されており、$1、$2、$3、と略することができる。
【autologout】
autologoutを設定すると、ユーザがある一定の時間(デフォルトでは60分)何もしなければ自動的にログアウトしたりロックしたりできるようになる。
20分後に自動的にログアウト:「set autologout=20」
【cdpath】
カレントディレクトリを移動するときに、特定のパスから指定されたディレクトリを探すように設定する。たとえば、
「set cdpath=($HOME/textfile)とする。
cd book と入力した場合、$HOME/textfile/bookに移動する。
【command】
カレンドディレクトリの絶対パス。
【dirstack】
ディレクトリのスタック上の全てのディレクトリを格納する。たとえば、カレントディレクトリは$dirstacck[1]となる。
【echo_style】
echoコマンドを使用した際の出力スタイル。bsd、sysv、both、noneの4つのスタイルがあり、デフォルトはboth、これは、「echo -n」とすると改行しないで表示(bsdモード)し、バックスラッシュ[\]をエスケープシーケンスとして認識する(sysvモード)ともいう。
【edit】
セットされていればコマンドライン行の編集ができる。デフォルトではセットされている。
【filec】
cshでは、セットされていればファイル名補完機能が有効になる。tcshでは、常に有効になっている。
【gid】
ユーザのグループID
【group】
ユーザのグループ名。
【history】
コマンドの履歴の数を設定する。
【home】
ユーザのホームディレクトリの絶対パス。「^」で参照する。。
【ignoreeof】
シェル変数ignoreeofをセットしておくと、ctrl+Dで終了しないようになる
【loginsh】
ログインシェルのときにセットされる。シェルの実行中に値をセットしてもしなくても影響しない。
【logout】
ログアウトの時に値が設定される変数で、exitやlogoutコマンドによる通常のログアウトの場合は、normalがセットされ、自動ログアウトの場合、automaticが設定される。また、回線の切断によって異常終了した場合は、hangupとセットされる。
【mail】
シェル変数mailを設定しておくと、シェルはメールの到着を調べてくれる。
【noclobber】
セットされていれば、出力ダイレクトによるファイルの上書きや追加書き込が抑制される。
【noglog】
セットされていれば、メタキャラクタを普通の文字として扱う。
【owd】
カレントディレクトリの前にいたディレクトリ。
【path】
シェル変数pathによってシステムがコマンドを探しに行くディレクトリを指定する。シェル起動時に環境変数PATHの値が設定される。
【prompt】
コマンドプロンプトの文字列。
【prompt1】
whileやforeachループを実行したときや「\」によって改行した後のプロンプトの文字列。
【prompt2】
シェル変数correctを設定したときに自動スペル修正のときに表示されるプロンプトの文字列。
【savehist】
シェル変数savehistを設定するとログアウト時に、コマンド履歴を設定した数だけホームディレクトリ」の.historyに書きこむ。
【shell】
実行中のシェル絶対パス。
【shlvl】
ネストされたシェルの数。
【status】
最後に実行したコマンドの終了状態。異常終了1。正常終了0。
【tcsh】
シェルのバージョン。
【term】
シェルを実行している端末のタイプ。
【tty】
端末のデバイス名。
【uid】
シェルを起動したユーザのユーザID。
【user】
シェルを起動したユーザのユーザ名。
【version】
セヘルのバージョンID。
【watch】
特定のユーザと特定の端末デバイスに対して、システムへのログインとログアウトを監視するときに使用する。