grepは高速に文字列を検索するツール。

【利用方法】
grep 【オプション】 【検索文字列】

オプションを以下にまとめる。

【-E】
拡張正規表現を使えるようにする。
-利用例-
grep -E 'test+test' file.txt
拡張正規表現を利用して。「test+test」をfile.txtに対して
検索を行います。

【-F】
検索文字列に正規表現を使わず、指定された文字列をすべて固定文字列
を全て固定文字列として扱います。
-利用例-
grep -F '??*' file.txt
文字列「??*」をfile.txtに対して検索を行います。

【-G】
使用する正規表現を基本正規表現のみに制限します。何もオプションを指定
してい場合は、これが標準になる。
-利用例-
grep 'abc' file.txt
grep -G 'abc' file.txt
は同じ意味です。

【-c】
検索してマッチした行数を表示する。
-利用例-
grep -c 'abc' file.txt
grep -c 'abc' file.txt
2
file.txtの中から、「abc」を含む行が2行あることを意味を示す。

【-e】
先頭か-から始まるようなパターンや2つ以上のパターンを検索する際に
利用する。
-利用例-
grep -e 'abc' -e '-abc' file.txt
ファイルの中から、パターン「abc」「-abc」を検索する。

【-f】
オプション直後に指定ファイル名の内容を検索文字列として使用する。
-利用例-
grep -f pattfile file.txt
pattfileの内容を検索文字列として検索を行います。

【-h】
検索結果を出力する際にファイル名を表示しない。
-利用例-
grep -h 'abc' file.txt
abc def
ファイル名は表示されず、文字列を含む行のみが表示される。

【-i】
アルファベットの大文字と小文字を区別しないで、検索を実行する。
-利用例-
grep -i 'ab' file.txt
文字列から、ab,Ab,aB,ABをfile.txtの中から検索します。

【-l】
検索文字列を含む行を持つファイル名のみ表示する。
-利用例-
grep -l 'ab' *.txt
zxc.txt
asd.txt
2つのファイルが「ab」を持つテキストである。

【-n】
行番号をつけて表示する。
-利用例-
grep -n 'ab' file.txt
1:ab
2:abc
文字列「ab」が1行目と2行目にある。

【-v】
検索パターンにマッチしない行を出力する。
-利用例-
grep -v 'ab' file.txt
file.txtの中から、「ab」を含まない行を表示する。

【-w】
完全一致で検索する。
-利用例-
grep -w 'ab' file.txt
file.txtの中から、「ab」はヒットするが、「abc」は
ヒットしない。