9ヶ月ぶりに更新再開
覚えてますかね??



「彩おかえりー」

「ただいまあっちゃん」

学校帰り隣の家の前を通ると
あっちゃんが家の周りの掃除中

「彩身長伸びたー?」

「さぁ?伸びたかな?」

「どんどん優に似てくるなー
身長は超えそうやけど」

「怒られるやつやん
兄ちゃん怒られてたもん」

「優コンプレックスやもんね」

「…そーやねん」

「あれ?美優紀遅いなぁ」

「え?まだ帰ってないん?」

「んー、どしたんやろ
彩帰ってきてるしな
もーどっかで寝てんのちゃう?」

「ハハッたしかに」


「あっちゃんただいまー」
「ママただいまー」
「…ただいま」

「あー帰ってきたぁー」

そこには兄ちゃんと菜々と
明らかに元気の無い美優紀だった

「美優紀?どしたん?」

「んーん、なんもない
部屋行く」

「あ、ちょっと
愛菜ー何があったん?」

「…帰ってる時な
みるきーおってナンパされててん
男に囲まれてたしだいぶ怖かったみたい」

「は?」

ナンパ?

「愛菜くんが声かけてくれて
すぐどっかいったけど
怖かったみたい」

「俺の高校でも噂やねん
みるきーと菜々ちゃんも
最近そういうの増えてるって」

「あの子、そんなこと言うてなかったのに」

「はよ帰ればええのに
部活OFFの時くらい」

「「…」」

俺が言ったら
3人が無言で俺を見つめる

「な、なに?」

「はぁ、鈍感」
「アホやな彩」
「アホ」

「はぁ!?なんやねんな」

「部活ない日に残ってまで
校門におる理由って一つしかないやん」

「なに?」

「「はぁ…」」

ため息をつかれたと思えば
3人に指をさされる

「は?俺!?」

「美優紀可哀想」
「なんか泣けてきた」
「アホ」

「だぁー!!!
なんやねん」

「彩のこと待ってたんちゃうの?」

「へ?なん…」

「なんでって聞いたらどつくから」

「…」

「みるきーも健気やなー」

「彩も恥ずかしいんか知らんけど
大切にしたってやー?
じゃないと優に告げ口すんで
彩が美優紀泣かせるって」

「そ、それはやめっ!!
父さん怖いんやから…」

「優くん
女の子泣かしたらホンマに怖いもんね
なぁー?愛菜くんも気をつけんとね?」

「ハハッ菜々ちゃん泣かさへんよ

彩の気持ち分かるよ
恥ずかしいしどーしてええかわからん
それは俺にもあったから」

「兄ちゃんも?」

「菜々ちゃんが好きやけど
素直に言えへんかった
でもこれじゃあかんって
分かったからさ
菜々ちゃんが誰かといるのが耐えれんと思った
だから自分の恥とかプライドとか
捨てたんやで
まぁ今思えばだいぶ情けなかったけど」

「んーん愛菜くんかっこよかった」

「ありがとう菜々ちゃん」

「愛菜ーかっこええやん
さすが私の息子ー!」

「ハハッあっちゃんもありがと
あ、今から部屋で菜々ちゃんの
課題手伝うから入るねー」

「はーいどうぞ

ふぅ、彩」

「…」

「彩は愛菜に追いつきたいし
愛菜みたいになりたいって気持ち分かる
周りはいつも愛菜から褒めるからね
でもな私は知ってるよ
彩が誰よりも努力してる事
直ぐに気づいてあげれる子
私にとって彩はほんまの息子みたいなもの
自慢やで?」

あっちゃんはニコって笑って
頭を撫でてくれた
昔からそうだった
家族とあっちゃんは
俺だけを見てくれた
あとは美優紀も
美優紀に関しては俺しか見てない気がしたけど

「あっちゃん」

「ん?」

「時間かかると思う、でも!!」

「フフッ彩のペースでいいよ」

「うん、ありがとう」





(みるきー帰ろうや)
(俺ら今から遊び行くんやけどさー)

「う、ん…」

「美優紀っ!」

「…さぁ、ちゃん??」

「帰るで」

「あ、ちょっと手っ!」




「さぁちゃん?怒ってんの?」

「…」

「ねぇ!さぁちゃん」

「…」

「分からへん…」

「待つなら教室とかおれよ」

「え?」

「その、声かけられるやろ外やと」

「だって教室おったら
さぁちゃん帰るやん」

「…迎えに行くから」

「え…?」

「美優紀が部活の時は部室の前おったらええ
ないときは教室や」

「さぁちゃん、、
じゃあ部活あるときとないとき
ちゃんと携帯で…」

「朝聞くから」

「え?」

「朝練の時はあっちゃんに聞くし
それ以外の時は朝行く時に…
うぉっ!!!」

ギューーーッ

「さぁちゃんっ!!大好きっ」

「お、お前っ…ここ外やで!!」

「ありがとうっ」ギュッ

「…別に
家隣やし、ついでやし」

「さぁちゃん顔真っ赤やで?」

「うっせ!ほら、帰るで!」

「うんっ!!」