ある日の姉妹シリーズ 甘々続編



あれから数年経ち
私は大手企業に就職し
美優紀も大学生になった

今日は久しぶりのデート
午前中は大学らしいから
車でお迎えに行く

「久々やな」

美優紀の大学は私の母校
「彩ちゃんと同じ景色が見たい」
なんてそんな可愛いこと言われるとは
学内に入ると
今は学祭の季節だからポスターまみれだ

「あった…」

私はお目当てのポスターを見つけた

【ミス難波⠀エントリーNO.1 みるきー】

美優紀は学園祭の代表に選ばれた
そしてかなり優勢らしい
そりゃそーやろ
私が贔屓目なしでも
ポスターを見ても選ぶから
それにしてもかなり大人になったな
初めて見た時は私のことを睨みつけて
軽蔑したような目だった
そしてあの頃の私は
1人で闇を持って
このまま消えることを求めていた
それがいつしかこんなにも毎日が楽しくて
笑えるようになるなんて

(なぁみるきー頑張ってな)
(おれ票いっぱい入れる!)
(勝ったら祝賀会しよな!)

「うんっ皆ありがとう
嬉しいーっ…

あ!」

外向きの笑顔を周りの男達にしてると
思ってたら
私を見つけて満面の笑みで走ってくる

「彩ちゃんっ!」

「お疲れ
車、パーキング停めてるから」

「うんっ!」

(あれ誰?)
(綺麗すぎん?)

「…妹がお世話になってます
姉の彩です」

(お、お姉さん!?)
(うわぁ、ジャンルちゃうけど
遺伝子ってやべぇ)

「ハハッ…美優紀いこ?」

「…うん」



美優紀と車に乗り込み走り出す

「で?なんで機嫌悪いん?」

「妹って」

「事実やろ
それにミスコン前やし
変な噂立てたくないし」

「変って、私はっ」

「ってのは建前」

「え?」

「ほんまは私にライバル心燃やされて
美優紀に本気になられたら困るし
ま、そーなっても負けんけどさ

ハハッ大人気なく自信がないんですよ」

「っ…彩ちゃん好きー!!!」

「うぉ、運転中やってば」

「いいやんかー」

「アカンわ」

「彩ちゃん」

「ん?」

「お家行きたい」

「ええよ」


一人暮らしの自宅
最近は美優紀が忙しくて
家に来るのも久しぶり

「ほい、ココア」

「ありがとう」

隣に座って横に目をやると
フーフー冷ましてる美優紀
綺麗に巻かれた髪
流行りの服
甘い匂い
そして魅力的な唇

「…ンッ!?、彩ちゃん?」

「キス、したくなった」

「突然はズルい」

「んー?いや?」

「違う」

「やろ?」

顎を持ち上げ唇を合わせる
キスの最中
薄ら目を開けると
可愛い顔
嬉しくて思いっきり抱きしめた

「彩ちゃん今日
積極的」

「…会えてなかったし
仕事忙しくて
癒して」

「うん…
パパとママも心配してるで」

「今度はちゃんと帰るから」

「待ってるからね」

普通の家族の会話だよな
傍から聞いたら
でも私にはとても凄いもので
こんな待ってくれる家があるなんて
知らなかった
もちろん父さんには感謝してる
幼い頃から
ずっと私のために沢山尽くしてくれた
でもどこかで
私といるのは警官としての責任で
義務なんだろうって
諦めてたところもあった

「今は…」

「ん?」

「…フフッ」

ポンポンッ

全部美優紀のおかげ

「彩ちゃん?」

「美優紀…ミスコン終わったら
一緒に暮らそうか」

「え?」

「考えてた
でもそんなの良かった
美優紀とならどこまでも歩いて行ける
一緒にいて欲しい」

「フフッ…彩ちゃんっ!」

「うぉっ!!
勢いいなぁ…ンッ!」

美優紀からされる沢山のキス
ホンマに煽るやんから
ほんまは大人らしく
スマートになんて思ってたのにな

ドサッ

「スイッチ入った」

「今日の下着可愛いで」

「ブッ…ったく
そんなんいつ覚えた」

「彩ちゃんから」

「他にやったら
お仕置きやからな」

「彩ちゃんしか

見えへんよ」

「…合格」






なんか期待に添えてなかったら
ごめんなさい(作者