永遠に守るものの続編もお願いします


「ん、、朝か」

まだ眠い目を無理やり開けて
横を見ると
まだまだ幼い顔の美優紀が寝ていた
何日かぶりの日常に笑みをこぼして
美優紀の頭を撫で
起き上がろうとすると
首に腕を回され唇が合わさった

「美優紀っ」

「おはよ彩くん」

「起きてたんや」

「うん、さっき帰ってきたばっかやもん」

「そっか仕事お疲れ様」

「うんただいま
ロケつかれたー」

「そうやろな」

抱きしめながら
頭を撫でると
嬉しそうに笑い
顔中にキスされる

「ちょちょ、、
朝から誘うな
今から仕事やし」

「えー、欲求不満やのに」

「ブッ、、アホかっ
ストレートすぎやわ」

「むぅ」

「…」

「??」

「はい、連絡した」

「え?キャッ」

「午前休取ったった」

「へ、、」

「連勤やったし
午後から仕事するしええや
それよりこっちが先」

「彩くん」







「ん、、」

目覚めると彩くんはいなかった
仕事行っちゃったんや

「今日もかっこよかったな」

結婚して1年
お互い仕事が忙しく
すれ違うこともおおいけど
それでも熱が冷めることはない
好きだって思う

彩くんの体にはたくさんの傷がある
それは全て誰かを守った証
カッコイイな
誰かのためにって
でもたまに不安になる
突然いなくなるんじゃないかって
誰かのためにいなくなるんじゃって
でもそんなこと言えない
彩くんの夢を誇りを私が汚すなんて
できないよ



「彩くんのために
ご飯作ろ…ビーフシチューかな」

ワイドショーを見ながらのんびり
用意をしてると
突然速報が入る


(えー現場は騒然としています
立てこもり犯は
警官1名を発砲し
現在病院に搬送されました)

「まさか、、

そんなわけないよな
警官やっていっぱいおるし
彩くんはお偉いさんやし
こんな現場に…」

プルルルルルッ

「もしもし」

(山本美優紀さんの携帯ですか!
こちらなんば病院ですが
現在、ご主人が拳銃で撃たれ…)

音が聞こえなくなった
彩くん…


「彩くんっ!!」






「彩くん!!」

(山本さんですか?)

「はい、あのっ旦那は…」

(一命は取り留めましたが
間一髪と言ったところですかね
あとは意識が戻れば大丈夫ですよ)

「よ、よかった…」


急いで病室に入ると
たくさんの管に繋がれる
彩くんがいた

「もぉ…」

頬に触れると温かい
よかった、、
冷たくなったらどうしようって
思った…
よかった、いなくなってない

何でだろう
無事なのは分かってるのに
体が震え出す
こんなんじゃ警官の妻失格や
彩くんは人を守ったんや
すごい人なんやから

「泣くな…泣いたらあかん…」

「…えよ」

「っ!彩くんっ!
目が覚めたん!!よかった」

「…」

「どうしたん?どこか苦しい?」

「美優紀」

「ん」

「泣いてええよ」

「…」

「んん…」

彩くんは手を伸ばし私の頭に
手を置く

「我慢させてばかりで
ごめんな、、
思ってること、言ってくれ」

「っ…ウッ、ウウゥ…

彩くんっ…グスッ怖かった
いなくなるんちゃうかって
ずっとずっと怖い
でもそれを言うのは彩くんの
誇りと夢を邪魔することになる
だから、我慢しようとしたのにっ…
ごめんな、」

「…フフッ
アホやな」

「…彩くん?」

「美優紀以上に大事なものがあるか
そんなん思わんでええんや
大丈夫、美優紀を残して死んだりなんかせん
必ず帰ってくるから
言うたやろ守るって」

「っ…」

「ハハッこれ邪魔やから
キスできひん」

彩くんは苦笑いしながら
酸素マスクを指さす

「アカンよまだ
起きたばっかりやし」

「ついてへんな
せっかく早く帰って
また抱くつもりやったのに」

「盛すぎ」

「しゃーないやろ
嫁が可愛いんや」

「…アホちゃう///
前までそんなん言わんかったやん」

「俺も大人になったんや
伝えたいことは伝える」

「…」

「しばらくお預けか」

「明日のスケジュール
恵くんが調整してくれたから
一緒にはおれるよ」

「おぉさすが上西」

「看病してあげる」

「んー、それはそれでついてたかもな」

「あほ」

マスクを少し外して
唇を合わせマスクを戻した

「アカンのちゃうかったん?」

「起きてちょっと経ったから大丈夫」

「ハハッそうか」

彩くん
私は毎日不安やで
怖い気持ちもある
でもどこか安心もしてる
だって彩くんはどんな時だって
守ってくれるもんね
私の事



永遠に