「ちょっと、どこ行くんよ!」
「…はぁ」
「もぉ、急に手引いて
ママなんで呼んでるん?」
「あっちゃん?
あー、なんやろな」
「あ、さぁちゃん嘘ついてるやろ」
「は、はぁ?」
「はぁ、嘘ついた時の
癖出てるし」
「なんやねんそれ」
「言わへんけど、あーあもぉ
何の用なん?
私戻らへんと」
「…あの男誰?」
「男…?あー
隣のクラスの子やで
優しいしカッコイイし
同い年とは思われへんくらい大人やねん」
「…そ」
「なにー?さぁちゃん
あ、わかった
宿題やろー?もぉ
頭いいんやから自分でさぁ…」
「…ッチ」
「何怒ってんの?」
「別に」
「んー?
さぁちゃん用事ないなら戻るで?」
「待て」
「なに?」
「行くな」
「なんで?」
「なんとなく」
「なにそれ
そんなん約束してるしアカンよ
早く戻らな」
「別にええやろ」
「さぁちゃん変やで?」
「…クリスマスやろ」
「終わったやん昨日
ママの料理もにゃんにゃんの
ケーキも食べたし」
「…そうやな」
「?
もぉ行くで?」
「…」
俺は美優紀の手を離してしまった
「…くそっ」
こんなとき兄ちゃんなら
なんて言うんやろ
きっと普通にサラッと引き止めて
ふたりで歩くんやろな
美優紀やって俺に当てつけみたいに
大人っぽいとか言うてきたし…
昔から美優紀は兄ちゃんが好きやったし
「腹立つ」
めんどくせ、ほんと何もかも
チョロチョロしてる美優紀も美優紀やし
イラつきながら帰る帰り道
ひとつの店が目に止まった
これ、美優紀が…可愛いって前に
ショーウィンドウにならぶ
ネックレス
買い物に行った時に可愛いってはしゃいでた
今度あっちゃんに買ってもらえって
言うたっけ…
「なんで買ったんや…俺」
気づいたら綺麗に包装された
ネックレス
どうやって渡そ…
こんなん、、
「はぁ」
「さぁちゃん!!!」
「は?え、美優紀?」
「もぉなんで家帰ってへんのよ」
「お前なんで」
「さぁちゃんの様子おかしかったから
なんかあったんかと思って
用ができたって言うて
帰ってきたらおらへんし、、
なんなんよ」
「…」
「大丈夫なん?」
「…あぁ」
「そう?まだ寒いんやし
早く帰ろ」
「美優紀っ」
「なに?」
「…イルミ、行くか?」
「え?」
「もう今日で終わりやし
見納めやろ
行かんのなら別にええけど」
「…フフッ行くっ」
嬉しそうに笑って俺を見てくるから
なんか恥ずかしくて
そっぽ向いて歩いた
「うわぁーめちゃ綺麗」
「毎年毎年よーやるわ」
「よかったー今年からは
もう見られへんかなーって思ったから」
「なんで」
「だってさぁちゃん
カッコつけになったからさー」
「カッコつけって俺なんも変わってへんやろ」
「変わったー」
「お前やって
告白されたらしいやん??」
様子を伺おうと顔を見ると
少し恥ずかしそうに驚いた顔
「知ってたん?」
「まぁ」
「…うん、なんか
言うてくれた
でもほら、美優には
さぁちゃんおるからっ」
「…あほか」
相変わらずストレートに言ってくるから
また顔を逸らした
「…さぁちゃん、大好きっ」
「美優紀…目つぶって手を前」
「え?」
「はやく」
「う、うん」
「…ん」
「うわ、なに」
「まぁクリスマスプレゼント
たまには、な」
「えぇーなに…
うそっ、、これ」
「欲しい言うてたんが
それしか知らんから買っただけや」
「っ…ありがとう
さぁちゃんっ!」
「ん」
「早速つけよーっと…あれ?
えっと、んー?」
「…ほら、貸せ」
「ありがと」
「…できた」
「…」
「美優紀?」
「…」
「なんやねん、なんか言…
ンッ!!///」
「…ありがと」
振り返った美優紀は俺にキスをして
背中を向けた
一瞬見えた顔は泣いていた
「美優紀なんで…」
「あー!お腹空いた
ママがな今日はシチューって言うてた
ほら、帰ろー!」
俺の方を見ず歩き出した美優紀
本当ならなぜ泣いたのか聞いて
泣き止ましてあげて
笑顔にするのが正しいはず
けど俺は
「へぇー、じゃあ早く帰らんとな」
何も出来ない
昔も、今も
「…はぁ」
「もぉ、急に手引いて
ママなんで呼んでるん?」
「あっちゃん?
あー、なんやろな」
「あ、さぁちゃん嘘ついてるやろ」
「は、はぁ?」
「はぁ、嘘ついた時の
癖出てるし」
「なんやねんそれ」
「言わへんけど、あーあもぉ
何の用なん?
私戻らへんと」
「…あの男誰?」
「男…?あー
隣のクラスの子やで
優しいしカッコイイし
同い年とは思われへんくらい大人やねん」
「…そ」
「なにー?さぁちゃん
あ、わかった
宿題やろー?もぉ
頭いいんやから自分でさぁ…」
「…ッチ」
「何怒ってんの?」
「別に」
「んー?
さぁちゃん用事ないなら戻るで?」
「待て」
「なに?」
「行くな」
「なんで?」
「なんとなく」
「なにそれ
そんなん約束してるしアカンよ
早く戻らな」
「別にええやろ」
「さぁちゃん変やで?」
「…クリスマスやろ」
「終わったやん昨日
ママの料理もにゃんにゃんの
ケーキも食べたし」
「…そうやな」
「?
もぉ行くで?」
「…」
俺は美優紀の手を離してしまった
「…くそっ」
こんなとき兄ちゃんなら
なんて言うんやろ
きっと普通にサラッと引き止めて
ふたりで歩くんやろな
美優紀やって俺に当てつけみたいに
大人っぽいとか言うてきたし…
昔から美優紀は兄ちゃんが好きやったし
「腹立つ」
めんどくせ、ほんと何もかも
チョロチョロしてる美優紀も美優紀やし
イラつきながら帰る帰り道
ひとつの店が目に止まった
これ、美優紀が…可愛いって前に
ショーウィンドウにならぶ
ネックレス
買い物に行った時に可愛いってはしゃいでた
今度あっちゃんに買ってもらえって
言うたっけ…
「なんで買ったんや…俺」
気づいたら綺麗に包装された
ネックレス
どうやって渡そ…
こんなん、、
「はぁ」
「さぁちゃん!!!」
「は?え、美優紀?」
「もぉなんで家帰ってへんのよ」
「お前なんで」
「さぁちゃんの様子おかしかったから
なんかあったんかと思って
用ができたって言うて
帰ってきたらおらへんし、、
なんなんよ」
「…」
「大丈夫なん?」
「…あぁ」
「そう?まだ寒いんやし
早く帰ろ」
「美優紀っ」
「なに?」
「…イルミ、行くか?」
「え?」
「もう今日で終わりやし
見納めやろ
行かんのなら別にええけど」
「…フフッ行くっ」
嬉しそうに笑って俺を見てくるから
なんか恥ずかしくて
そっぽ向いて歩いた
「うわぁーめちゃ綺麗」
「毎年毎年よーやるわ」
「よかったー今年からは
もう見られへんかなーって思ったから」
「なんで」
「だってさぁちゃん
カッコつけになったからさー」
「カッコつけって俺なんも変わってへんやろ」
「変わったー」
「お前やって
告白されたらしいやん??」
様子を伺おうと顔を見ると
少し恥ずかしそうに驚いた顔
「知ってたん?」
「まぁ」
「…うん、なんか
言うてくれた
でもほら、美優には
さぁちゃんおるからっ」
「…あほか」
相変わらずストレートに言ってくるから
また顔を逸らした
「…さぁちゃん、大好きっ」
「美優紀…目つぶって手を前」
「え?」
「はやく」
「う、うん」
「…ん」
「うわ、なに」
「まぁクリスマスプレゼント
たまには、な」
「えぇーなに…
うそっ、、これ」
「欲しい言うてたんが
それしか知らんから買っただけや」
「っ…ありがとう
さぁちゃんっ!」
「ん」
「早速つけよーっと…あれ?
えっと、んー?」
「…ほら、貸せ」
「ありがと」
「…できた」
「…」
「美優紀?」
「…」
「なんやねん、なんか言…
ンッ!!///」
「…ありがと」
振り返った美優紀は俺にキスをして
背中を向けた
一瞬見えた顔は泣いていた
「美優紀なんで…」
「あー!お腹空いた
ママがな今日はシチューって言うてた
ほら、帰ろー!」
俺の方を見ず歩き出した美優紀
本当ならなぜ泣いたのか聞いて
泣き止ましてあげて
笑顔にするのが正しいはず
けど俺は
「へぇー、じゃあ早く帰らんとな」
何も出来ない
昔も、今も