どうしてどうして

「美優紀先輩別れてください」

「…は?」

少し前衝撃を受けた

「僕には高嶺の花でした
ごめんなさい」

そう言って彼は去っていった



「みるきー元気だしてや」

「はぁ?別に元気やし」

「もぉ怒らんとって」

「意味わからんねん
なんで私が振られてるん」

「ハハッ…山本くんか」

山本彩は私の後輩
毎日1人でベンチでご飯食べてて
友達もいなさそうだったから
仲良くしてあげた
私の事好きそうだったから
付き合ってあげたのに

「意味わからへん」

「みるきー上からすぎ
結局みるきーが好きなくせに」

「ちゃうわ!朱里!
彩が好きになってんで」

「はいはい
確かに山本くんは彼氏として
みるきーに尽くしてたと思うけどさ
でも、みるきーちゃんと
愛情伝えてた?」

「別にそんなん」

「大事な事ちゃう?
山本くんけっこうみるきーのこと
大切にしてたと思うけど」

「…いい人ぶりすぎやねん
いっつもいっつも
さっきやってごめんなさいって
私傷ついてもないのに?
はぁー?
調子乗んなー!」

「みるきー!言いす…」

「っ…いっつもいい人やねん
お人好しすぎっ、、」

「…もぉ怒ったり
泣いたり忙しいなぁ」

「泣いてへん」

「はーいはいよしよし」

「あいつ高嶺の花って言うてん
だから遥上から見下ろしたんねん
ほんで、、」

「1人寂しく泣くん?」

「…うるさい」

「…もぉ素直ちゃうな」

「どーせ、、
あの冴えない同じクラスの女子と
付き合うんやろな」

「冴えないって悪口やで
そりゃ山本くんモテるやろ
1人でお弁当食べてたのも
囲まれるのがめんどくさいっていう
理由だけやし」

「…なんなんよ」

「みるきー、今なら間に合うんちゃう?」

「なにが」

「山本くんに
ほんまの気持ち言うたら?」

「なにそれそんなんないわ」

「好きなんやろ」

「…」

「みるきー」

「…プリント貸してたから
返してもらう」

「フフッいいよ電話したら?」

どうしてどうして
あんたなんかに振られなあかんの
どうしてどうして
私の事見てくれなかったん?
どうしてどうして
あんたは私のものにならへんの?

プルルルルッ

どうしてどうして
貴方の顔が思い浮かぶの?
どうしてどうして
貴方なんかのこと考えるん

ガチャッ
「もしもし」

どうしてどうして

「あのさ…」



アンタのこと
こんなに好きになってしまったの?