あの日から美優紀は変わった
朝のLINEは無くなり
一緒に登校しようと
家の前に来ることも無く
帰りも先に帰ってた
これが当たり前のことで
何より自分が望んだことだった
しかし家族での集まりは
変わることは無く
母さんが仕事の時は
あっちゃんのご飯を食べるし
南さんと野球観戦に行くのも続いている
そのときの美優紀は
普通にさぁちゃんおったんやーって
笑顔で言うけど昔みたいに
抱きつくことも
デートしようと迫ることもなく
幼なじみ…として関わるだけやった
「いい加減素直になれば?」
「何が?」
「もう半年以上そのまんま」
そう、時は流れ
俺らは中学2年生になり
菜々は驚くほど勉強して
兄ちゃんと同じ高校に入った
しかし
兄ちゃんは特進クラス
菜々は普通クラスやけど
「その説明いらんくない?」
「一応な」
「もう夏休みになるで?
昔ならみるきーが毎日のように
彩とのデートプランどうするかって
私に相談来てたのに」
「なんやそれ」
「…」
「なんやその目は」
「彩知ってるんやんな」
「なにが」
「みるきーに彼氏出来たこと」
「…あぁ」
そう、美優紀は
2年になったと同時くらいに
彼氏が出来た
相手は1年の時に告白してたやつ
押しに負けたってところやろうか
「今日も早くにデートや出て言ってたわ
物好きなやつもいるもんや
あんな、わがままな…」
「わがまま言うのは
彩だけやったんちゃう?
前2人おるとこ見たけど
みるきーじゃないみたいやった
作り笑顔やし
相手に合わせてるって感じ?」
「へぇーあいつも合わせるとか出来るんや」
「彩」
「…うっさい」
「いいん?このままで」
「このままでいいもなにも
なんかする必要あるか?
別に仲悪くなった訳ちゃうし
今でもあったら話すし
普通やろ、幼なじみやねんから」
「へぇーでもさぁ…」
ガチャッ
「ただいま」
「おかえりみるき…え、どうしたんっ!」
「ゴホゴホッちょっと熱で
あっ…」
「っと!!…何してんねん」
「さぁちゃん
ん、、よかった…」
「おいっ、ったく
なんでこいつはいっつも
倒れるまで気付かへんねん
よっ、菜々…あっちゃんに電話」
「分かった」
美優紀を担ぎ
部屋に運ぶ
開けた時にほのかに香る甘い匂い
昔は洗剤の匂いやったのに
なんか、香水のような大人な匂い
「よいしょっ…
軽すぎんかコイツ…」
真っ赤な顔で眠る美優紀
多分熱はかなりある
「デートやってんやろ
彼氏に言えよ」
「言われへんよ…ゴホゴホッ
迷惑かけちゃうし」
「あーそうかい
何して風邪ひいてん」
「んー、、昨日
勉強してて
クーラーつけてそのまま寝ちゃった」
「アホやないくら夏でも
風邪ひくに決まってるやろ」
「んーだって歴史苦手やもん」
「そんなん俺が…」
昔なら美優紀が部屋に来て
これを教えろあれを説明しろと
何度も言うてたのに…それも
しなくなったってことか
「…俺に聞けばええやろ」
「いいよ、自分でする」
「…あっ、そ」
美優紀はこんな感じやったんかな
俺にひっついてる時に
伝えること全て否定され
それでも変わらずにずっと
こんなチクッって痛みじゃなくて
もっと苦しい想いをしてたんかな
「彩ーー色々買ってきたぁー
取りに来てー!」
「おー」
菜々に呼ばれて色々用意して
また美優紀の部屋へ戻ると
美優紀は電話をしていた
「うん楽しかった
ありがとう
え?あぁうん、私も
そうやね、うん」
なんや、彼氏か
まぁしゃーない待っててやるか
とりあえずスマホを見て時間を潰すが
一向に電話は終わらない
画面から美優紀に目線を動かすと
明らかにさっきより顔色が悪い
無理してる…
そして無理して笑ってる
なんやねん、その顔
そんな顔するために付き合ってんのか?
笑えよ…俺にひっついてた時みたいに
それなら、俺やってもっと…
「うん、そうなんや…
(バシッ!!!!)
え、ちょっと!!」
「おい、彼氏か?
悪いけどなコイツ風邪ひいて
熱も40度あるねん
いつまで無理させたら気が済むねん
そんなんも気づかんようじゃ
彼氏失格じゃボケ!!」
ブチッ
「さぁちゃん!!何してんの!」
「うっさい!寝とけこの病人が!」
ガチャンッ!!!
ズズズズ…
「やってもうた…
こんなんする予定じゃなかったのに
何してんねん俺」
朝のLINEは無くなり
一緒に登校しようと
家の前に来ることも無く
帰りも先に帰ってた
これが当たり前のことで
何より自分が望んだことだった
しかし家族での集まりは
変わることは無く
母さんが仕事の時は
あっちゃんのご飯を食べるし
南さんと野球観戦に行くのも続いている
そのときの美優紀は
普通にさぁちゃんおったんやーって
笑顔で言うけど昔みたいに
抱きつくことも
デートしようと迫ることもなく
幼なじみ…として関わるだけやった
「いい加減素直になれば?」
「何が?」
「もう半年以上そのまんま」
そう、時は流れ
俺らは中学2年生になり
菜々は驚くほど勉強して
兄ちゃんと同じ高校に入った
しかし
兄ちゃんは特進クラス
菜々は普通クラスやけど
「その説明いらんくない?」
「一応な」
「もう夏休みになるで?
昔ならみるきーが毎日のように
彩とのデートプランどうするかって
私に相談来てたのに」
「なんやそれ」
「…」
「なんやその目は」
「彩知ってるんやんな」
「なにが」
「みるきーに彼氏出来たこと」
「…あぁ」
そう、美優紀は
2年になったと同時くらいに
彼氏が出来た
相手は1年の時に告白してたやつ
押しに負けたってところやろうか
「今日も早くにデートや出て言ってたわ
物好きなやつもいるもんや
あんな、わがままな…」
「わがまま言うのは
彩だけやったんちゃう?
前2人おるとこ見たけど
みるきーじゃないみたいやった
作り笑顔やし
相手に合わせてるって感じ?」
「へぇーあいつも合わせるとか出来るんや」
「彩」
「…うっさい」
「いいん?このままで」
「このままでいいもなにも
なんかする必要あるか?
別に仲悪くなった訳ちゃうし
今でもあったら話すし
普通やろ、幼なじみやねんから」
「へぇーでもさぁ…」
ガチャッ
「ただいま」
「おかえりみるき…え、どうしたんっ!」
「ゴホゴホッちょっと熱で
あっ…」
「っと!!…何してんねん」
「さぁちゃん
ん、、よかった…」
「おいっ、ったく
なんでこいつはいっつも
倒れるまで気付かへんねん
よっ、菜々…あっちゃんに電話」
「分かった」
美優紀を担ぎ
部屋に運ぶ
開けた時にほのかに香る甘い匂い
昔は洗剤の匂いやったのに
なんか、香水のような大人な匂い
「よいしょっ…
軽すぎんかコイツ…」
真っ赤な顔で眠る美優紀
多分熱はかなりある
「デートやってんやろ
彼氏に言えよ」
「言われへんよ…ゴホゴホッ
迷惑かけちゃうし」
「あーそうかい
何して風邪ひいてん」
「んー、、昨日
勉強してて
クーラーつけてそのまま寝ちゃった」
「アホやないくら夏でも
風邪ひくに決まってるやろ」
「んーだって歴史苦手やもん」
「そんなん俺が…」
昔なら美優紀が部屋に来て
これを教えろあれを説明しろと
何度も言うてたのに…それも
しなくなったってことか
「…俺に聞けばええやろ」
「いいよ、自分でする」
「…あっ、そ」
美優紀はこんな感じやったんかな
俺にひっついてる時に
伝えること全て否定され
それでも変わらずにずっと
こんなチクッって痛みじゃなくて
もっと苦しい想いをしてたんかな
「彩ーー色々買ってきたぁー
取りに来てー!」
「おー」
菜々に呼ばれて色々用意して
また美優紀の部屋へ戻ると
美優紀は電話をしていた
「うん楽しかった
ありがとう
え?あぁうん、私も
そうやね、うん」
なんや、彼氏か
まぁしゃーない待っててやるか
とりあえずスマホを見て時間を潰すが
一向に電話は終わらない
画面から美優紀に目線を動かすと
明らかにさっきより顔色が悪い
無理してる…
そして無理して笑ってる
なんやねん、その顔
そんな顔するために付き合ってんのか?
笑えよ…俺にひっついてた時みたいに
それなら、俺やってもっと…
「うん、そうなんや…
(バシッ!!!!)
え、ちょっと!!」
「おい、彼氏か?
悪いけどなコイツ風邪ひいて
熱も40度あるねん
いつまで無理させたら気が済むねん
そんなんも気づかんようじゃ
彼氏失格じゃボケ!!」
ブチッ
「さぁちゃん!!何してんの!」
「うっさい!寝とけこの病人が!」
ガチャンッ!!!
ズズズズ…
「やってもうた…
こんなんする予定じゃなかったのに
何してんねん俺」