必死に走って
気づいたらビーチの前だった
「ハァハァさぁちゃんはやいよ」
「…なんでくるねん」
「さぁちゃんが悲しそうやったから」
「お前に関係ないやろ」
「…」
「…」
「幼なじみやん?せっかく来たし」
美優紀は悲しそうに笑った
もう自分の口を縫ってやりたい
口を開けば傷つけてばかり
「…父さんが浮気してた」
「え!?浮気…?」
「知らん女の人と…抱き合って」
「…」
「父さんはいっつもそうや
俺にはあーだーこーだ綺麗事ばかり
自分のこと棚に上げて
俺の事なんか昔も今も
見てない…」
「…そんなことないよ」
「美優紀に何がわかんねん
父親にも母親にもすぐ会えて
甘やかされて育ってきたやろ!」
「…」
「…もう、どっか行ってくれ
美優紀がおったら
俺…」
「いいよ、気にしないで」
「…」
「んー、優くん昔言うててん
彩のことが一番気になるって
愛菜くんといる時間は長かったけど
彩といる時間は短かったから
きっと末っ子なのに甘えられてないって
だから誰より輝いてせめて
自慢になりたいって」
「…」
「あー、いた」
「にゃんにゃん」
「母さん」
「…彩、探したよー?」
「なんで…」
「んー優ちゃんが涙目で帰ってきたし
彩も飛び出したからね
勘違いさせちゃったね
優ちゃんね、新人の女優さんと
次のドラマの細かい打ち合わせだけやってたの」
「…」
「もぉーなんでそんな顔してるの?」
「…」
「彩ぁ…よしよし」
「やめろよ」
「にゃんにゃん優くんに言わなくていいの?」
「んー、もう少し探させよ
彩のことこんなに悩ましてる
いけない子だから」
「母さん…父さんは俺の事」
「…んー?
そーだねー
みるきー、彩
陽菜話したい気分だから座ってー」
「うん」
「私たちの付き合う前の話
初めてするね」
「え」
「私も聞いていいの?」
「もちろん」
「んーあれはねぇ…」
「陽菜可愛いっ」
「こじはる最高だよー」
「美しい」
陽菜はモデルとしてタレントとして
絶盛期で正直何もかもがどうでもよかった
男達も役に立ちそうなら別に
寝てもよかったし
そもそも芸能人だからお金も顔もいい
文句もなかった
毎日がつまらない
そんな時に現れたのが優ちゃんだった
「YU…?」
(そう今、大人気
日本とアメリカのハーフ
顔もいいし、いい声やし
気さくやからね使いやすいって)
「ふーん、、」
(その人とプロモーションだから)
「はーい」
陽菜演技嫌いなのになー
嘘くさいとか言われるし
めんどくさい
(失礼します
YUさんにご挨拶を)
「…」
(あの、小嶋陽菜です
ほら、陽菜挨拶)
「よろしくお願いします」
「…」
YUという人は
私の顔を見たまま口を開けてる
なんか小さいし子供みたい
(あの、YUさん?)
「amazing…」
「え?…え、ちょっと」
「付き合ってください!!」
「はぁ!?」
(ちょ、ちょっとYUさん!!)
「こんなに完璧な人は
初めて見た…」
「はぁ…あの、やめてもらっていいですか?
こーいうの困るし」
「…あ、sorry
ごめんなさい」
「…ドラマでの役だけにして」
「それは嫌だ」
「え?」
「絶対君に好きになってもらう!」
「…馬鹿なの?
マネージャー行こ」
その日から
仕事の休憩中は必ず声をかけてくるし
終わりにもご飯に誘われるし
強引に交換させられた連絡先から
何度も連絡来るし
「あーー!!!ストレス!」
(もぉそんなに毛嫌いしないでも)
「マネージャーなんだから
止めてよね!困るでしょ!?」
(んー、それはそうだけど
陽菜がいつも持ち帰られる男より
いいと思うけどなー
真っ直ぐやし)
「彼はアメリカ人やで
スタッフにもすぐ可愛いとか言うし
きっとその中の1人」
(いやー違うみたいやでフフッ)
「なに」
(んー?
周りにも言うてるんやって
陽菜と付き合いたいって)
「…はぁほんとバカ」
ガチャッ
「陽菜ー!デートしよっ!」
「いや」
「えー、いいやん
今からオフやろ?
ね、マネージャー!」
(そうだけど…)
「余計なこと言わないで」
「ね、いいじゃんかー
ご飯奢るし、おすすめのとこいくから」
「…」
「お願いお願い」
「…はぁ、これで最後だから」
「やったぁぁぁー!!!」
気づいたらビーチの前だった
「ハァハァさぁちゃんはやいよ」
「…なんでくるねん」
「さぁちゃんが悲しそうやったから」
「お前に関係ないやろ」
「…」
「…」
「幼なじみやん?せっかく来たし」
美優紀は悲しそうに笑った
もう自分の口を縫ってやりたい
口を開けば傷つけてばかり
「…父さんが浮気してた」
「え!?浮気…?」
「知らん女の人と…抱き合って」
「…」
「父さんはいっつもそうや
俺にはあーだーこーだ綺麗事ばかり
自分のこと棚に上げて
俺の事なんか昔も今も
見てない…」
「…そんなことないよ」
「美優紀に何がわかんねん
父親にも母親にもすぐ会えて
甘やかされて育ってきたやろ!」
「…」
「…もう、どっか行ってくれ
美優紀がおったら
俺…」
「いいよ、気にしないで」
「…」
「んー、優くん昔言うててん
彩のことが一番気になるって
愛菜くんといる時間は長かったけど
彩といる時間は短かったから
きっと末っ子なのに甘えられてないって
だから誰より輝いてせめて
自慢になりたいって」
「…」
「あー、いた」
「にゃんにゃん」
「母さん」
「…彩、探したよー?」
「なんで…」
「んー優ちゃんが涙目で帰ってきたし
彩も飛び出したからね
勘違いさせちゃったね
優ちゃんね、新人の女優さんと
次のドラマの細かい打ち合わせだけやってたの」
「…」
「もぉーなんでそんな顔してるの?」
「…」
「彩ぁ…よしよし」
「やめろよ」
「にゃんにゃん優くんに言わなくていいの?」
「んー、もう少し探させよ
彩のことこんなに悩ましてる
いけない子だから」
「母さん…父さんは俺の事」
「…んー?
そーだねー
みるきー、彩
陽菜話したい気分だから座ってー」
「うん」
「私たちの付き合う前の話
初めてするね」
「え」
「私も聞いていいの?」
「もちろん」
「んーあれはねぇ…」
「陽菜可愛いっ」
「こじはる最高だよー」
「美しい」
陽菜はモデルとしてタレントとして
絶盛期で正直何もかもがどうでもよかった
男達も役に立ちそうなら別に
寝てもよかったし
そもそも芸能人だからお金も顔もいい
文句もなかった
毎日がつまらない
そんな時に現れたのが優ちゃんだった
「YU…?」
(そう今、大人気
日本とアメリカのハーフ
顔もいいし、いい声やし
気さくやからね使いやすいって)
「ふーん、、」
(その人とプロモーションだから)
「はーい」
陽菜演技嫌いなのになー
嘘くさいとか言われるし
めんどくさい
(失礼します
YUさんにご挨拶を)
「…」
(あの、小嶋陽菜です
ほら、陽菜挨拶)
「よろしくお願いします」
「…」
YUという人は
私の顔を見たまま口を開けてる
なんか小さいし子供みたい
(あの、YUさん?)
「amazing…」
「え?…え、ちょっと」
「付き合ってください!!」
「はぁ!?」
(ちょ、ちょっとYUさん!!)
「こんなに完璧な人は
初めて見た…」
「はぁ…あの、やめてもらっていいですか?
こーいうの困るし」
「…あ、sorry
ごめんなさい」
「…ドラマでの役だけにして」
「それは嫌だ」
「え?」
「絶対君に好きになってもらう!」
「…馬鹿なの?
マネージャー行こ」
その日から
仕事の休憩中は必ず声をかけてくるし
終わりにもご飯に誘われるし
強引に交換させられた連絡先から
何度も連絡来るし
「あーー!!!ストレス!」
(もぉそんなに毛嫌いしないでも)
「マネージャーなんだから
止めてよね!困るでしょ!?」
(んー、それはそうだけど
陽菜がいつも持ち帰られる男より
いいと思うけどなー
真っ直ぐやし)
「彼はアメリカ人やで
スタッフにもすぐ可愛いとか言うし
きっとその中の1人」
(いやー違うみたいやでフフッ)
「なに」
(んー?
周りにも言うてるんやって
陽菜と付き合いたいって)
「…はぁほんとバカ」
ガチャッ
「陽菜ー!デートしよっ!」
「いや」
「えー、いいやん
今からオフやろ?
ね、マネージャー!」
(そうだけど…)
「余計なこと言わないで」
「ね、いいじゃんかー
ご飯奢るし、おすすめのとこいくから」
「…」
「お願いお願い」
「…はぁ、これで最後だから」
「やったぁぁぁー!!!」