「さぁちゃん行ってくるー」

「行ってらー」


美優紀はクラスのやつらと
遊びに行くらしい
久しぶりの1人
週末は大抵どちらかの家にいるから

「ふぁぁ、おはよ彩」

「おはよ菜々来てたん」

「んー愛菜くん練習でおらんから
暇でー」

「ふーん
家母さんもいないけど」

「えー彩だけ?」

「なんや不満か?」

「べっつにー
なんかこういうの久しぶりやな」

「…まぁ」

「どう?みるきーと」

「…普通」

「普通って…」

「でも」

「でも?」

「前よりは…ちゃんと出来てるかも」

「フフッなにそれいい報告やなぁ」

「別に…大したことないやろ」

「大したことやん
もっと素直になりや?」

「うっさいなー」

「よかったよかった
お姉さんは安心しました」

「心配かけたか?」

「心配しかないわアホ」

「…」

「幸せそうなら良かったー
あんしんやわ」

「へいへい」

「なぁなぁみるきーのどこが好きなん?」

「はぁ!?なんでそんなん
言わなあかんねん」

「いいやん2人やねんから」

「好きなとこって…別に考えたことない」

「うそやん!絶対あるやろー
あー、、もしかして」

「なんやねん」

「スタイル…?」

「ちゃ、ちゃうわアホっ!///」

「真っ赤やで彩」

「うるさいわ!!」

「みるきーはすぐ答えてくれるのにな」

「え?」

「気になるー?」

「別に知ってるし」

「あっそう、フフフッ」

「…なんて」

「やっぱ気になるんやー
んー、そうやな
全部やって」

「なんやそれテキトーやな」

「ううん本気なんやと思うよ
ええやん
全部がすきって」

「…物好きやねんアイツは」

「じゃあそんな物好きにも
たまにはご褒美あげたら?」

「なんやそれ」

「…それはねぇ」






「さぁちゃんただいまぁー」

「ん」

「あー楽しかった
さぁちゃんは何してたん?」

「菜々とゲーム」

「えぇーいいなぁ!
私も混ぜて欲しかった」

「遊びに行ってたやろ」

「あっ、そーやったフフフッ」

「美優」

「んー?」

「あ、えっと…」

「どしたん?」

「…これ」

「なにこれ
開けていい?
わぁー可愛いぬいぐるみ
どしたん?」

「いや別に」

「今日なんの日でもないよ?」

「たまにはなんの日でもなくても
ええかなと思っただけや」

「…あー菜々ちゃんに言われたのね」

「っ///」

「フフフッありがと
嬉しいーこれずーっと抱っこして寝よっと」

「…」

「可愛いー
今日から一緒に寝よーねぇ」

嬉しそうに抱きしめてくれるのは
嬉しいがどこかモヤっとする

「さぁちゃん?」

「ん?いや、、」

「大丈夫お泊まりの時は
さぁちゃんに抱きついてあげるから」

「はぁ?な、なんやそれ
別にええわ」

「めっちゃ機嫌悪いやん」

「そんなことないわ
別に俺はっ…」

ギューーーッ

「いつか毎日さぁちゃんに
抱きしめてもらいながら寝れる日が
来たらいいなぁ」

「は、は、はぁ?////」

「早く大人になりたいなっ
私着替えてくるー」

さらっと俺の腕から出ていって
着替えに行ってしまった

俺は怖いよ大人になるのが
だってこれ以上
お前が綺麗になっていくの見て
我慢できるか…分からんでホンマに

アホな想像して
呆れて机に置かれたぬいぐるみと
目が合った

「お前は俺の代わりやからな
俺が大人になるまでは
許してやる…」