「お邪魔します…」

扉の鍵は開いていて
とりあえず入って鍵を閉めた
危ないなもぉ

「朱里さん?」

「スースーッ」

「…寝てんのかい、もぉ飲みすぎやし
朱里さーん寝るならベットで…」

「うっ、、きもちわるい」

「え?はっ…ちょちょい!!
こ、ここにして!!」

「うっう、、うぇーーー」

気分の悪そうな朱里さんの介抱して
何とか落ち着いたみたい
とりあえず部屋も散らかってるから
片付けることにした

「…太田くん?」

「あ、起きました?
気持ち悪いのは?」

「もう、大丈夫
ごめん…汚いもん見せて」

「いいえ完璧じゃない朱里さん見れて
よかったです」

「完璧…か
私そんなことないよミスしてばっか
ずーっと怒られてきたし」

「先輩やから当たり前かもしれんけど
僕の出来ない事沢山できるし
尊敬してます」

「…ありがと」

「これメイク落とし」

「…ん、、気が利くな
彼女にもしてるん?」

「だからいないですって
姉ちゃんがいるんです
よく酔って帰ってきた時介抱するんで」

「へぇー太田くん顔綺麗やし
お姉さんも綺麗なんやろな」

「美人ですよ我が姉ながら」

「そーなんや
それなら目が肥えるな
そんじょそこらの女子のこと
なんも思わへんのやろ」

「肥えるかは知らないですけど
タイプしだいでしょ」

「ふーん、、、」

「…言って欲しいんですか?」

「…振られたからさ、今は誰かに
好きって言って欲しいの…」

「ハハッ弱ってますね

そんなところも好きですよ
朱里さん」

「…ありがと
ねぇ、隣来て」

「あ、はい」

ソファーの隣に座ると
僕の方にもたれかかってきた

「あ、えっと」

「触るの禁止」

ビシッ!!「はい」

「優しいね君は…」

「そう、ですかね」

「ヒーローになんでなりたいん?」

「え?」

「理由ちゃんとあるやろ」

「…小さい頃に両親が強盗に巻き込まれて
死んじゃったんです
僕と姉はクローゼットの中に隠れてて
幼いながらに姉のこと守ろうって
必死に盾になって外を見てたら…」

「もしかして」

「見ちゃったんです
沢山殴られる両親
しまいには凶器で…
助けに行きたかったけど行けなかった
怖かったしそれに姉を守らないとって
犯人が通報した警察に捕まって
クローゼットから出た時
母さんに言われた言葉とか顔とか
何度も思い出して、絶対に救えなかった
両親の分自分が他の人を救おうって

…なんて重かったですか?」

「重いな…めっちゃ」

「ですよね」

「でも、カッコイイよ」

「えっ」

「初めてかっこいいって思った」

「初めてって…それはそれで」

「太田くんは太田くんの理想を持った刑事になって
でも、暴走はやめてな
フォローする身にもなってほしい」

「す、すみません」

「フフフッ
あーあ、酔いも冷めてきた
シャワー浴びてこよ」

「そうですか…」

「覗かんとってな」

「犯罪じゃないですか」

「それもそーやな」

「僕帰ります」

「うん、、ありがとうな」

「いえ…

あ、あのっ」

「ん?」

「すっごいダメ元なんですけど
いや、怒んないで欲しいんですけど」

「なに?」

「泊まったら…ダメですか?」

「…」

「あっ、いや!その…えっと」

「いいよ」

「へ…」

「別にええけど
じゃシャワー浴びてくる」

「ま、ま、まじか…」





「は!?どういうこと!?」

「だ、だから
家に泊まってもいいって言われて」

「なんでそんな展開になんだよ
あんまりいい感じちゃう言うてたやん」

「いや、そーなんやけどさ
これって脈アリってこと?
進展してる?あり?これ、なー?、」

「俺に聞かれても」

「なぁちゃん彼女いるやんか!」

「いや、そーやけど…待ってや

ゆぅちゃーーーん、ゆーりがさ

…やねんって」

「…ゆーりさん、それ脈アリです」

「ま、マジっすか…」

「でも、関係持っちゃダメですよ」

「へ…ダメ?」

「はい、そこで持ったら一夜限りとかに
なると思います
それにたとえ後に付き合うってなっても
体からとか長続きしない気がします」

「そういうもの、ですか?」

「そういうものです
じゃ、頑張ってください」

「ありがとうございました」

彩希先生に感謝し僕は煩悩を払うために
筋トレを始めた



おまけ
「ゆーりさん上手くいくといいね
…なぁちゃんどーしたん?」

「ゆぅちゃんそのアドバイスは何を元に?」

「え?ゆぅの考え」

「その考えをもたらす誰かいたわけ?」

「さぁ」

「ちょっとちょっと!さぁってなに!?
え、なにいつ!?
付き合う前!?同時進行だったの?
ねぇねぇゆうちゃん」

「うーるーさーい
冗談に決まってるでしょ」

「でもゆうちゃんには元彼がいて…」

「前の話、昔の話
大事なのは今とこれからでしょ」

「うぅ…」

「これからは、なぁちゃんだけ!ね?」

「んー…」

「もぉまだ元気でないの?」

「ゆうちゃんからのチューがあれば…」

「もぉ仕方ないなぁ…」

「えっ!いいの…じゃあ」

「…調子乗りそうだからだーめっ
お風呂洗ってこよーっと」

「えっ!なんで!期待したのに
ゆうちゃんーーーー!!!」