(すごいよなー山本さんのチーム)
(大っきい組織摘発したんやろ)
(気分ええやろなー)

「…」

(どしたんみるきー?)

「いや、ごめんよる所あるから
先帰って」

署に戻り自分の部署と違う階へ
やっぱり灯りが着いてた
扉を開けると
1番大きなデスクで頭を抱えながら
座ってる彼がいた

「やっぱりいたー」

「美優紀」

「もぉ帰るで」

「分かってる」

「…太田くんのこと気にしてんの?」

「俺が許可しなければ
もっと止めてたらあんな大怪我せずにすんだ
リーダー失格や」

そう、彼は昔からこうだ
全員か無事でないと
いつも自分を責める
悪くない時でもそう

「太田くんが望んだことやろ?
それにすぐフォローできるようにって
こまめに連絡とって」

「ゆーりが望んだのは朱里のためや
あのくそ課長が朱里を狙ったから
俺がもっと守れたら…」

「太田くんだって若いけど
覚悟はしっかりしてる子やで?
そこで彩ちゃんが責めても
太田くんは困るやろ?」

「…」

昔からなんでこの人はこんなに
不器用なんだろうな
呆れてしまうほどに

「はぁ…もぉ」

私は彼の後ろに回り後ろから抱きしめた

「なんや///」

「もっと自信もって
自分の部下が頑張ったことに誇りを持って
かっこいい彩ちゃんでいなよ」

「…昔から変わらんよな俺
いっつも美優紀が励ましてくれて」

「んー確かに
でも慣れっこやで」

「悪い…」

「そう思うならよいしょっと」

「ちょ、乗るな!職場やぞ///」

「誰もおらんよ?
潜入始まってから全然構ってもらえてなくて
不機嫌なんですけど?」

「…」

「どーしてくれんの?」

「…帰るで」

「えーーヘタレ」

「ちゃうわアホ
こんな所でできるか」

「余裕やなー」

「逆や
余裕ないから…止められる自信ないんや
安全な場所へ行くまでや」

「フフッ彩ちゃんらしいー」




(じゃあなー太田)
(はよ治せよー)

「はい!ありがとうございましたー


ふぅ…っ!!!、ハァハァハァ…」

朝からありがたいことに
お見舞いに来てもらう
しかしながら傷は治ってないし
痛み止めが無ければどーにもならない
でもせっかく来てくれた人にそんな姿
見せるわけにはいかない…

「うぅ、、ハァハァハァ…」

「ちょっと!!大丈夫?」

「…朱里さんっ、、ふぅぅ…
あぁ大丈夫ですよ治まりました」

「嘘つかんでええから
すっごい汗やし
朝からずっと我慢してたんちゃうん」

「いやいやそんなこと」

「なぁ嘘つかれんの嫌い」

「…まぁ、、ちょっとは
ウッ!!」

「ほんまは?」

「かなり…痛いです」

「ちょっと待ってて」

朱里さんは看護師さんを呼んでくれて
すぐに痛み止めの注射を流してくれて
だいぶマシになってきた

「痛い…」

「すぐ無理するんやから」

「意外と僕人気だったんですね
すごいお見舞い来てくれて」

「当たり前やろ
皆責任感じてるねんで
仲間をこんなふうにしたって」

「ごめんなさい…」

「仕方ないやろ」

「…ウッ!!、、」

「っ…ホンマに大丈夫?
寝てた方がええんちゃう?
休めてないやろ?
私帰るから」

ガシッ!!

「まだ、いてほしい」

「っ///」

「ハァハァハァ…大丈夫ですから」

「…何か出来ることある?」

「…」

「ないよな」

「わがまま言ってもいいですか?」

「なに」

「手、繋ぎたい」

「は?関係ないやん」

「大ありです気持ちの問題的に」

「なにそれ」

「…」

「別にいいけど」

「じゃあ…失礼します」

「ん、、」

手を優しく包まれる
大きな手やな

「あー、早く治らんかな
かっこ悪いわ僕」

「ゆっくり治しや」

「ハハッ…」

「ところでどこ行くん」

「え?」

「私、買い物したいなー」

「それって」

「約束はしてへんけどまぁ
減るもんちゃうし」

「やった、、嬉しいです!」

「焦らんでいいから
ゆっくりちゃんと治して」

「はい」