「渡辺ー次のシフトさ」

「入れます
全部入れてください」

「お、おぉ…
なぁ大丈夫か?そんなに
お金厳しいんか?」

「いや、何かしてないと
どうにかなりそうだから」

「え?」

「お疲れ様です」

「ちょ、おいっ…」

(店長渡辺くんって
イケメンやし優しいけど
なんか、悲しそうですよね)

「そーやな
話をするのも嫌みたいやし」

(妹が渡辺くんの母校の後輩なんですけど
昔の写真見せてもらったら
どの写真も笑ってましたよ)

「…んー。。」

(無理してるんでしょうね)


「ふぅ…」

机に向かい勉強する
頭のいい大学に入った
彩のため
入っても努力を惜しまない
それも彩のため
目を覚ました時
自分のせいで俺の人生がよくなかったと
責任を持たせたくない
傷つけまくってる俺ができる
唯一のこと
努力すること…ただそれだけ

ガチャッ
「あーまた無茶してる」

「岸野か」

「先生つけなさいってば
無理しすぎ
バイト先の店長心配してたで
わざわざ私の席に来て」

「へぇ…」

「へぇって
もぉこっち向きや!」

「…」

「寝てないやろ
前あった時より痩せた
クマもできてる」

「…」

「これがあんたができること?
アホちゃう?
彩はそんなこと望んでない」

「…おかしくなるんや」

「?」

「別れてん彩とは
でもなんもしてなかったら
自分が…おかしくなる」

「…渡辺」

「俺の方がよっぽど依存してる
彩は俺に依存しすぎることを恐れ
離れようとした
でもそんなん…ちゃうやろ、、
俺の方が…」

「そーやな、私も思うよ
でもそんなことより私は
今の2人に付き合ってほしい」

「え?」

「前向いて、ただ進むだけでいい
いい事なのか二人とも
大人になってる
大丈夫やから」

「それは目が覚めた彩に聞かんと
俺は少なくともあの日
振られた元カレや」

「ハハッそーやった
でも彩は素直ちゃうからな」

「うん、だから…あ、ごめん

もしもし…え!?

彩が!!!」