新年、明けましておめでとうございます。

今年の正月休みは例年になく長い休みとなり皆さん、ご家族ともどもリフレッシュでき
たのではないかと思います。私は正月は箱根駅伝を見るのを毎年、楽しみにしており、
今年も夫婦共々、駅伝ドラマを楽しませてもらいました。


つくづく思うのですが、長距離走というもっとも孤独で個人競技の典型と言えるスポー
ツを、襷をつなぐというチーム競技に変えて、競わせる日本独特の発想が駅伝にはあり
ます。もしあれが一人で箱根を目指すようなただのロングラン競技だったらあんなに人
気はでないでしょう。個々の頑張りにチームワークが加わってさらにパワーアップして
いくか、はたまた空回りして個人のブレーキがチームを地獄に落とすか、そんなハラハ
ラドキドキが駅伝の魅力です。


特に、箱根駅伝は東京―箱根間を往復するという世界でも例を見ない長距離を、それも
大学生が走ります。ドラマが起きざるを得ないような過酷な設定が最初からなされてい
るのです。ただ、箱根駅伝を見ているとこの駅伝が、日本の長距離界にどれだけ優秀な
選手を輩出してきたかよくわかります。日本の長距離は箱根駅伝がベースになっている
といっても過言ではないのです。チームワークの駅伝が、個々の選手の向上にも大きく
貢献しているのです。


私達のITシステムの仕事もどうしても個々の仕事になりがちです。プログラム作業や
ホームページのデザインなどはその典型でしょう。孤独になりがちな仕事をどうチーム
ワークにもっていけるか。箱根駅伝を見ながら、長期距離走を駅伝が団体競技に変えた
ように、我々の仕事をチームワークに変える妙案はないものかと、そんな思いにもから
れながら箱根駅伝をみていました。


自分のためにという利己的な欲求が生みだすパワーはしれています。仲間のために、お
客様のために、社会発展のために。私達は他者のためにこそ発揮すべき能力を与えられ
て生まれてきていると思います。


会社は社員の方々のためにあります。その大切な社員の方々の個人の努力だけに頼って
いたのでは限界があります。その努力の成果が会社全員の喜びとなって個人に返ってき
てこそ次も頑張ろう、あるいは次の人にしっかり襷を繋ごうと思えるのではないでしょ
うか。その繰り返しがチームに、会社に対する愛を生み、自分も含めた仲間のため、会
社の発展のために心の底から貢献したいという気持ちを育てるのではないでしょうか。


仲間とチームのために貢献したいという思いがあって、そのチームは成長、発展してい
くことができるのです。箱根駅伝で総合優勝した東洋大学の全員の心のテーマは「一秒
を削り出せ」でした。一人一人が自分の限界からさらに一秒短縮する。それを全員でや
れば大きな記録の短縮です。繋がりの一旦の責任を自分も担っている。だから彼等は頑
張れたのでしょう。


会社も同じです。唯一、みなさんの心だけが会社を発展させることができるのです。
そのためには私達の心を高めていくことが不可欠です。私自身も社員の皆さんとそして
何事にも感謝し、ありがとうと心から思い、社員の方のために、そして会社のために頑
張ることで少しでも自分の心を高めたいと強く思っています。みんなでそう思えば、当
社の企業価値は益々高まり、社会に貢献できると信じています。


今年も当社は社員の方全員の心と心のつながりを重視し、フィロソフィの研修にも力を
入れていきたいと思っています。会社を興して丸22年です。調子のいい時も、調子の
悪い時も含めて苦労の連続だったなあと思います。会社を去った社員もいます。経営理
念に掲げた「物心両面の幸せの実現」もまだまだです。でも、ここにいる全員がシスケ
ンに働いてきて良かったなあと心から思える会社にしたいと私は強く思っています。そ
れこそが私の使命であり、そのために今年も皆さんのお力添えを得て共に頑張りたいと
願っています。


お陰さまで今期も8カ月を残して、目標予算のかなりの部分が見えてきました。少額
でも定期的な収入を目指す方針を掲げてやってきた成果だと思います。景気の回復基調
もあって、新規ITシステム投資の案件も何件か来ています。油断は禁物ですが、みん
なで頑張って行ければいい期末が迎えられると思います。


(中略)


当社の夢である全国展開もi-通販がぼちぼちではありますがお客様が増えて来ました。
もちろん売上的にはまだまだですが、ネット通販に強いシスケンという謳い文句を今年
は不動のものにするチャンスだと思っています。

当社としては初の教育関係システムもこの春には沖縄県で動き出します。沖縄の教育界
注目のシステムで、来年度中には算数だけでなく5教科すべてに拡張される見通しです。
日本最南の地で評価を得て、黒潮に乗って本土を攻めのぼりたいと思っています。


県外へはまずはこの2つで勝負する一年です。当社の継続的な発展、そして株式公開と
いう目標にとって全国への戦略展開は欠かせないと思っています。今年を是非、その基
盤を作る年にしたい。皆さんと共に、夢を追っかけて走り抜け、来年に大きな夢の襷を
つなげる年にしたいと思っています。今年もどうかよろしくお願いします。