先週、日本水泳選手権が開催されていました。


ところどころ見ていたのですが、今回は何と言っても弱冠18歳の萩野選手が6冠を


達成するかどうかでした。


最後の種目であった背負泳ぎ200メートル、この第一人者の入江選手に勝てるかど


うか、勝てば6冠達成です。



100メートル背負泳ぎでは入江を制して萩野が勝っており、入江としてはロンドン


五輪銀メダルリストの名にかけても負けられません。


それでなくとも100で萩野が勝った時、ド派手なパフォーマンスで喜びを爆発させ


たのですが、すぐ横のレーンの入江はさぞや悔しかったと思います。


レースはそれは見ごたえがあり、激しく二人が競り合い、後半を得意とする入江が抜


き返して100の雪辱を果たしました。


萩野は結局、6冠はならず5冠にとどまりました。それでもすごいことですが・・



試合後の2人のインタビューがおもしろかったです。


入江は萩野がAKBファンなのをとらえて、日本競泳界のセンターを萩野に譲ります


と語ると、萩野は「いやセンターはやはり入江さんです、私はその後ろです」と返してい


ました。



私はうれしくなりました、ロンドン五輪で日本水泳陣はチームワークで勝利し、過去


最高のメダルを獲得しました。


そのチームワーク意識がセンターという言葉に見事に収れんされているからです。




シスケンフィロソフィⅢー4です。


「ベクトルを合わせる」


(中略)


ここではスポーツを例にしていますがそもそも水泳は個人競技です。


当然、それぞれ個人の記録更新を目指して頑張ります。


ここにどうチームワークを持ちこむのか。



日本チームが試行錯誤の上に取りいれたのが、合同合宿の強化とワンパです。


ワンパとはいわゆる野球のチームがするような円陣です。


大会開始の前、プールサイドの横で男女すべての選手とコーチが集まり、円陣を組み


俺達はナンバーワンだとと一本指を高く掲げ、肩を抱き合い、手を重ね合い、互いの


健闘を誓い合い、そしていざ競技開始となると全員が一人の選手を応援する。


それがたとえ、国内予選で競い合う相手であっても・・



ワンパといい、こんなことをしていたのは日本チームだけです。


ここが同じ個人競技でロンドン五輪で惨敗を喫した柔道と決定的に違っていました。


こうした背景があって、オリンピックでの入江選手の名台詞が生まれます。


「このまま北島康介を手ぶらで返すわけにはいかない」




日本水泳陣のこうしたチームワーク重視の考えは、一流選手をそろえて臨んだアトラ


ンタ五輪の惨敗の教訓から始まったそうです。


日本人はチームを組んでこそより力を発揮できると考え、弱いと言われるメンタル面


をチーム力でカバーしようと考えたわけです。


だから入江はセンターと言ったわけです。



会社も同じです。


ベクトルを合わせるとはまさに会社におけるチームワーク力の発揮です。


たとえ能力があってもそうした輪に加われないという人は辞めてもらった方が私は


いいと思っています。


当社もベクトルを合わせられる人で構成し、燃える闘争心を持って、みんなの力で


勝ち上がっていきたいと思っています。