シャープが経営危機に喘いでいます。


パナソニックもソニーも大赤字で大変なのですが、シャープはなかでも液晶テレビのウエートが


高く、それだけ経営危機が深刻です。


日本の家電メーカーがこんな事態を招くことなど想像もできなかったことですが、これが今の


日本経済の実態と受け入れるしかありません。




私の嫁さんなどは「シャープが大規模リストラ」とのニュースを聞いて「えっ、なんで」と絶句


していました。


亀山モデルを代表格にシャープの液晶テレビが世の中の主流なんだとばかり嫁さんは思っていた


ようです。


私がすでに世界のテレビはサムスンが主流で日本製テレビは海外ではばった売り状態で、亀山工


場は売りに出されており、台湾のメーカーが買収しそうなこと、シャープの株価は一時の10分


の1にまで落ち込んでいることなどを説明すると、「日本大丈夫なんか?」と一言。


私もなんか暗くなってしまいました。




そんな家電メーカーですが、テレビは負けても、白物家電ではまだ日本製が強いということで、


白物に力を入れようとしているというレポートがテレビで流れていました。


テレビを諦め、冷蔵庫やエアコン、洗濯機などで勝負するというわけです。


売りはスマホで操作が出来たり、洗濯物を入れるとその重量から必要な洗剤料を表示してくれ


たりといった新技術で韓国や台湾、中国の製品と差別化をはかるというものでした



これを見ながら家電メーカーはわかっていないなあ~と私は思いました。


まず、国内ニーズからすると高齢化しており、スマホも使えない年寄りでも簡単に操作でるこ


とが求められており、とにかく余計な操作は年寄りには面倒くさいだけ。


うちの嫁さんすら、「スマホ使えない私には無用の長物だわ」とばっさりでした。


それより年寄り世帯の小ロットに対応した場所もとらない、電気もくわない、便利なタイプが


求められている。


洗濯機で言えば、洗濯物を入れたらすべて自動で、洗い終わったらドラムが上がるかひっくり


返って洗い物を取りだしてくれる。


かがみ込むのは年寄りには苦痛です。


海外に行けば、とにかく安くて長持ちが最大ニーズでしょう。





あれもこれもといらない機能をつけて、高く売るというプロダクトアウト的な発想からいい加


減、抜け出せないのでしょうか。


使いもしない高機能を売り物にして高く売りつける。


自動車もそうですが、こうした日本メーカーの姿勢はすでに世の中から浮いています。


これでは白物家電もテレビと同じ轍を踏むと私は思います。




当社の経営理念に「お客様の悩みや問題を解決する」とあるのは、まさにこうした独りよが


りな企業姿勢に陥らないためです。


日本製の液晶テレビの敗退からも、私達はお客様のニーズを把握するというビジネスの基本を


決して忘れてはならないと、今一度、肝に銘じておく必要があります。