「Japanization、日本化」という言葉が欧米で論議を呼んでいることを皆さんご存知でしょ


うか?


概ねこの言葉には二つの意味があるようです。


一つは政治的な意味です。


問題解決をせず、先送りしてしまう、日本型政治にアメリカも欧州も陥っているという批判


的な意味で使われるJapanizationです。




野田総理が今の国会の所信表明演説でも『「政治が指導力を発揮せず、物事を先送りする」こ


とを「日本化する」と表現して、やゆする海外の論調があります。これまで積み上げてきた


「国家の信用」が今、危機にひんしています』と取り上げ話題を呼びました。


財政健全化に正面から対峙せず、ただ、借金を増やしてきた日本。


竹島や尖閣諸島の領土問題も対決を避けて問題を先送りしてきた結果、なめられぱなしの日本。


なんとも情けない話ですが、当たっているだけに反論のしようがない。




原発の問題も日本だけの問題ではありませんが、原発のごみや使用済み核燃料の再処理問題を


先送りしてきたことが今、つけとして回って来ています。


企業が問題を先送りしていては倒産してしまいます。


国とて私は同じと思います。




しかし、「和を持ってたっとしとなす」日本人は対立を避け、妥協し、解決の努力をしないで


問題を先送りしがちです。


会社としても、そして国民としても問題に正面から立ち向かう勇気を持たなければなりません。


もうひとつの日本化は、アニメやコスプレ、おたくに代表される若者文化の日本化と、お寿司


に代表される料理の日本化です。




悪いことではないのかもしれませんが、かってどこへ行ってもメイドインJAPANが席巻していた


時代を知る私としては、若者文化と日本料理でしか日本が認められていないようでなんともこ


れまた情けない気持ちです。



いずれにしても当社においては問題先送りせず、本音でぶつかりましょう。


先送りしてもどうせもっと大きな問題となって蘇ってくるのですから。


私達は日本人ですが、この点では日本化しないでおきましょう。


一時は反目してもその方が互いの信頼感は増すと私は思います。