今、大きな仕事をさせていただいているK社さんで、Hさんという女性の担当者がおられます。


私はいつもこのHさんの応対が気持ちよくて、人柄もよくできた人だなと感心しています。


何故かというと、「ありがとうございます」が彼女の口癖なのです。


私達が宿題になっていたペーパーをお渡ししても「ありがとうございます」


預かっていた資料をお返ししても「ありがとうございます」


彼女が作成した資料に「このようにしてみてはどうでしょうか」とアドバイスしても「ありが


とうございます」


すべて我々のしていることは受託した業者としては当たり前のことなのです。


まして彼女はお客様側の主担当者なのです。


だけどすべて彼女は「ありがとうございます」なのです。


私は感心してしまうと同時に、いい親御さんに育てられたのだろうな思わずにはおれませんで


した。




一日10回、「ありがとうございます」と言うと幸せになるといいますが、Hさんのためにも


いい仕事をしないといけないと思わないわけにはいきません。


感謝の気持ちを持っている人は、実にさわやかで、仕事でも面でも周囲の方がなんとかしてあ


げたいという気にさせるのです。





ロンドン五輪では水泳陣は金メダルこそなかったもののメダルラッシュで気を吐きました。


その水泳陣の競技後のインタビューが実にさわやかでした。


「頑張れたのも、周囲のいろんな人達のお陰です」といったような感謝の言葉をまず述べて、


最後は決ったように「ここまでやれただけでも最高に幸せです」と締めくくるのです。


メダルをとった選手も、予選で負けてしまった選手も私が見ている限りでは皆、同じでした。


おそらくコーチ、ひょっとしたらメンタルトレーナーの指導の結果だろうと思います





プレッシャーや不安な気持ちに押し潰されそうになった時、それに打ち勝つ大きな手段のひ


とつが実は感謝の心でもあるのです。


感謝の心は幸福感につながるからです。


幸福感は心と体をリラックスさせます。



闘争心は絶対に必要なのですが、それが欲に転じてしまうと逆に自分の心と体を縛ってしま


うものなのだそうです。


スポーツにおいても、欲ではなく、感謝の気持ちが強い自分を育ててくれるのです。