先日、ある本を読んでいたらこんなことが書いてありました。


ボルネオ島の住民たちは、サルが農作物を荒らすようになるとある罠


を仕掛けるそうです。


ココナッツの殻で作るそうのですが、サルの手がかろうじて通る程度


の穴を開けます。


中にはサルの好物のお米をボールのような物に入れて置いておきます。


サルは穴から手を入れてそのエサをつかみます。


でも引き抜こうとすると手が抜けません。


こうしてサルはつかまってしまい、殺されてしまいます。



そんなバカな、餌を放せばいいじゃんと誰もが思いますが、一度手に


した餌をサルは決して放そうとしません。


これを読みながら果たして我々もサルをバカにできるだろうかとふと


思いました。



自分の欲に縛られ、やがて身を滅ぼす。


ボルネオのサルの姿が人間にだぶって見えます。


最近で言えば、原発であれほど同じ日本人の福島の人達が悲惨な目に


会っているのに、つかんだ原発という富から手を放すことができずに


私達は混乱の中にいます。


いたずらに時だけが過ぎ、日々の暑さが増しています。



私は早急な脱原発は難しいとは思っています。


産業活動もあるし、皆さんの生活の維持もあります。


ただ、原発推進派も脱原発派も一度手を放して冷静に考えるべきだと


思うのですが、多くの人は決して放すまい、穴から原発を引き出そう


とう~ん、う~ん、唸っているように見えます。



足るを知る。


ボルネオのサルも、私達も足るを知れば身を滅ぼす罠から逃れられる


かもしれません。