その「何かが」を……

 

「何かが狂っているとは思う。あれだけ三振する、バットに当たらないので。修正が必要」と高津監督。

「三振するということは、そういうこと」と、受け止めたと村上選手。

 

 修正という言葉で片付けられる簡単なことでもないだろう。修正が必要と受け止める? 村上選手のコメントも気にかかる。

 

 村上のスイングは力強いが、しかし、振り回しはしない。ボールをしっかり見極めるから率も上がる。だから三冠王が取れる打者といえる。

 

 その姿が消えている。何も、今始まったことではない。昨シーズンから…… 依然として今季も続いている。その姿をいちばん近くで見ている監督が。「何かが狂っているとは思う」。「思う」とはどういうことだろうか。監督とコーチの資質を疑いたくなる。

 

 その「何かが」を…… 

 

 村上と腹を割って導き出してほしい

 

 

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 いじりすぎるから「打線の核」が逃げる

 

 5回93球3四死球は奥川らしくないが、それでも試合を壊さない。2失点で凌ぐ。

 

 「コントロールというところが少し課題ではある… 今のままでは長いイニングを投げられないですし…」と。

 

 たしか、石川投手にも。5回でなくて、もっと「長いイニング」と注文をつけていたことがあった。

 

 ゼロで抑えれば・・・。投球は打線との絡みも影響する。これだけ機能しない打線を考えながら投球する。制球に力が入りすぎるのは避けられないだろう。少しづつ制球が乱れるのは、「打たれまい」とする意識が守りの投球にしてしまう。打線を信じて、攻めの投球に転じるならば、石川も、奥川も、もっと長いイニングを投げられるだろと思う。

 

 打線に核がない。1,2番が好調とか。4番がどっしり構えているとか。下位打線から繋がるとか。打順にはそれぞれ顔がある。果たすべき役割がある。

 

「なかなか名を連ねないメンバーを出したんですけど、1本も出なかったですね」

 

 何とか「繋がってほしい祈り」からの打線は上向かないだろう。

 

 継投にも意図が感じられない。1:2の緊迫したゲームでの継投。嘉弥真も石山も本来の調子でない。なぜ、ここで起用なのか疑問が残る。

 

 負けが混むと全てが裏目に見えてくる。

 

 

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コーチが指摘することだろうな

 

「ニッポン放送ショウアップナイター」の解説者・江本氏が高橋奎二について言及。

 

まずは初回、二死一塁から4番・岡本和真の2ランについて、江本氏はこう言う。

 

「今のなんかでも変化球を投げようとしているんですけど、緩いボールはストライクからボールにしないとね。今のはちょうど真ん中に入ってきて、あたりは完璧じゃなかったんですけど、配球を含めてもったいない。いつも同じ失敗をしている」と。

 

そして、球質について江本氏は。

 

「球質の問題。球は速いけど球質が悪い。もう一つは動かすボールがかっこいいと思って一生懸命変化球を投げたがる。これだけ速いボールを投げられるのだから。ちゃんとしたストライクを取れる変化球があれば十分なんですよ」と。

 

 さらに、村上の打席での巨人・グリフィンの投球について

 

「強打者村上に投げている配球、高橋に参考になる攻め方をしている」と。「他人の(配球)を見て真似していかないとね。入り方、ピッチングの組み立てというかね、そこに見合った球を投げている。ピッチャーとしては完璧な攻め方。こういうデータを見せて研究した方がいい。今のグリフィンの入り方、そうするとちょっとわかってくる。完璧に意図を持って攻めている」と話した。

 

  毎度、痛快な解説をする江本氏らしい

 

 そう言えば、シーズンが始まった頃、こんなことを言ってたな。

 

 変化球を投げる高橋奎二に

 

「なぜ、ここで投げるのかな?」

「高めに勢いのある真っ直ぐを投げて・・・    

追い込んだら、しょんべんカーブでも投げておけば・・・」と。アナウンサーを笑わせていたことを思い出した。

 

 

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