いじりすぎるから「打線の核」が逃げる
5回93球3四死球は奥川らしくないが、それでも試合を壊さない。2失点で凌ぐ。
「コントロールというところが少し課題ではある… 今のままでは長いイニングを投げられないですし…」と。
たしか、石川投手にも。5回でなくて、もっと「長いイニング」と注文をつけていたことがあった。
ゼロで抑えれば・・・。投球は打線との絡みも影響する。これだけ機能しない打線を考えながら投球する。制球に力が入りすぎるのは避けられないだろう。少しづつ制球が乱れるのは、「打たれまい」とする意識が守りの投球にしてしまう。打線を信じて、攻めの投球に転じるならば、石川も、奥川も、もっと長いイニングを投げられるだろと思う。
打線に核がない。1,2番が好調とか。4番がどっしり構えているとか。下位打線から繋がるとか。打順にはそれぞれ顔がある。果たすべき役割がある。
「なかなか名を連ねないメンバーを出したんですけど、1本も出なかったですね」
何とか「繋がってほしい祈り」からの打線は上向かないだろう。
継投にも意図が感じられない。1:2の緊迫したゲームでの継投。嘉弥真も石山も本来の調子でない。なぜ、ここで起用なのか疑問が残る。
負けが混むと全てが裏目に見えてくる。