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在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の支配下にある群馬朝鮮初中級学校(前橋市)を運営する学校法人「群馬朝鮮学園」が資金難を理由に朝鮮総連の校舎建設命令を拒絶していたことが16日、分かった。
朝鮮総連関係者が明らかにした。朝鮮学校が朝鮮総連に造反するのは極めて異例。朝鮮総連が、組織運営に問題があったとして傘下の栃木県本部の崔朝雄(チェジョウン)委員長を解任していたことも判明し、地方で朝鮮総連の求心力低下が加速化している実態が浮き彫りになった。
関係者によると、群馬朝鮮学園は昨年11月頃、朝鮮総連に相談しないまま群馬朝鮮初中級学校の運動場を群馬県高崎市の不動産会社に売却する契約を結んだ。売却代金は数億円。今年6月に所有権が同社に移り、運動場は宅地になる見込みだ。
契約を知った朝鮮総連は学園に対し、在校生用の寮を取り壊して跡地に新校舎を建設するとともに、現在の校舎も取り壊して跡地を運動場にするよう指示した。
ところが、学園理事会は昨年12月、「土地の売却代金を新校舎に使えば、今後の学校運営の資金繰りが悪化する」として建設を拒否。校舎を新築する場合、朝鮮総連県本部の施設を売却して資金を捻出するよう朝鮮総連に迫るなど対立が先鋭化した。実際、県は継続してきた同校への補助金支出を平成29年度以降、中止する方針で資金難が予想されていた。
このため、県本部の崔光林(チェカンリム)委員長は昨年末、朝鮮総連本部幹部に対し「学園幹部に崇高な観念を植え付けることができなかった」と述べ、指導力不足を謝罪。県によると、運動場を処分する際には、学園側に学校教育法施行令に基づいて県に届け出る義務があったが、行われていなかった。
一方、組織の引き締めを図ろうと朝鮮総連の許宗萬(ホジョンマン)議長は今年1月、都内で全国の地方本部委員長を集めた会議を開催し、「祖国(北朝鮮)はいつでも戦争ができるように備えている。戦時と変わらない厳しい状況なのに緊張感がない」と叱責。会議に崔光林氏は参加したが、栃木県本部委員長だった崔朝雄氏は昨年11月、金銭をめぐる組織運営上の問題が発覚して許氏に解任されたため出席できなかった。朝鮮総連と同校は産経新聞の取材に対し、それぞれ「広報担当者につながらない」「ノーコメントだ」としている。
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【用語解説】群馬朝鮮初中級学校
日本の小中学校に該当する各種学校。平成28年度の在校生は41人。群馬県の大沢正明知事は今年3月、同年度分の補助金約240万円を交付したが、北朝鮮による拉致問題の記述が教科書にないことを問題視。「改善されない場合、29年度以降は交付しない」と明言した。
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