オレはいろんなサヨナラの際、結構引きずるタイプだ。
かなり名残を惜しむし、後ろ髪をひかれる。
オレにシンデレラエキスプレスのCMをやらせたらクドくて見てられないと思う。
8月24日の未明に心の恋人としての堀北真希さんに別れを告げた。
ただ、そこからが前述したオレの未練たらしい性格の本領発揮でもあった。
まるで残された別れた恋人との写真を集めたアルバムを眺めるように、
写真集「S」と「Dramatic」を久しぶりに開いた。
可愛いとか綺麗とか美しいとか寂しいとか悔しいとか、いろんな感情が湧いたように思うが
とにかく一つ一つの画が愛おしくて堪らなかった。
ひとつのきっかけは、Dramaticの画ではなく後半のhistoryやQ&Aをじっくり読んだことかもしれない。そして、最後の直筆のメッセージ。
そこには彼女の努力の足跡やどこまでも謙虚な姿勢など、買ったときに「ああ、オレこの子の事好きかもしんない。ファンで良かった」と思わずにはいられない珠玉の言葉が数多く散りばめられている。
オレは思い出した。
この写真集を買ったときに思ったことを。
「この先何があっても、彼女のファンで居続けよう」
気持ちが軽くなった気がした。部屋の景色が違って見えるような気がした。
無性に動く真希さん、喋る真希さんを見たくなった。
おもむろにBDに保存していた『ミス・パイロット』の再生を始めた。
晴が液晶画面の向こうから微笑む…
前作の梅ちゃん先生の面影を微塵も感じさせない演技力を目の当たりにしてみれば
オレのささいな拘りなど、笑えない若手芸人のジョークみたいなものだと思えた。
晴は空に恋をした。
オレは、もう一度堀北真希さんに恋をした。
晴がまた、画面で微笑んでくれた。
この時、ようやくオレは心から言えたんだと思ってる。
堀北真希さん、結婚おめでとう!と。
そして、ネットで騒がれてる旦那さんのアプローチ話を読んで、やけに彼女がカッコ良く思える自分を見つけた。
オレも何か新しい自分を見つけたくなった。

