3年前の今日…② | 必ずまた逢える〜愛する息子へ

必ずまた逢える〜愛する息子へ

2015年1月…突然白血病の宣告。わずか4ヶ月でお空に還ってしまった20歳の息子を想い、またいつか親子の続きをしたいと願いながら生きています。

3年前の今日は
一時帰宅を終え、朝イチで病院に戻った日です。


朝、ご飯が喉を通らない様子の息子。

「病院に戻りたくないな…」と。

前日日帰りで行った骨髄検査の結果で
白血病細胞が減っていなかったことを知らされていました。
抗がん剤が効いていなかったんです。



あんなに辛い思いをしたのに
効果がなかった


私もショックだったのだから
息子の落ち込みは計り知れないものだったと思う


でもここで諦めるわけにはいかない


「お母さんも本当は病院になんて帰したくない。
でも…Sは何にも悪いことしてないのに、
こんなワケのわからない病気になっちゃって、
そんなワケのわからない病気に負けちゃうのは悔しい‼︎
絶対病気に勝って、元気になって帰ってきて欲しいから、お母さんは病院に連れてくよ」

息子の気持ちも考えず、
愚かな母は泣きながら訴えてしまった




そんな私を見て
息子は黙って食事を平らげた


私は心の中で

ごめんね…ごめん…
ホントにごめん…

何度も何度も謝った




自宅の玄関を出るとき



今度息子がここに帰って来るのはいつだろう


病気に勝って
元気になって帰ってくる!
そう信じている自分と


もしかしたら…

もう…帰って来れないかもしれない…


そんな考えたくもない不安を抱えた自分もいて


胸が押し潰されそうだった



病院に向かうクルマの中は

戻りたくない息子の気持ちと
帰したくない私の気持ちが重なり

重たい空気でいっぱいだった




車の窓から青い空に浮かぶ雲を見て

このまま2人で

どこか遠くへ逃げてしまいたい

そんなふうに思っていた




病院が見えてくると
涙が堪え切れなくなってしまって

後部座席に座っている息子に
気づかれないように
気づかれませんように…と

さりげなく涙を拭うのに必死だった







そして
その日、医師から絶望的な言葉を聞かされることになった


移植に向けて治療を始めるつもりで
病院に戻ったのに

緩和ケアの話までされることに





そのときの医師の言葉に深く傷つけられたことは一生忘れない

(続く…)