僕が大好きなバックアップっちゅうソリューションは、
非常に奥が深いんです。
昔、年の近い先輩に、「バックアップの提案が出来るようになりたいです。」
って言ったときに「バックアップ?誰でもできるじゃんそんなの強くなったって意味ないよ」
と言われて傷ついた事があります。
データを二重に持つだけなんてそんな単純な話ではないんです。
そりゃお家レベルだったらそれで良いんです。
外付けハードディスクにポンとデータをコピーして置いたり、
クラウドに写真をアップロードして置くとかで十分なんです。
相手は企業です。
お金を生み出すためにITを活用したシステムを導入し、
そこに蓄えられたデータや作り出されたデータの一つ一つが
お金に繋がる大切な資産です。
そのデータが無くなってしまったら、大損害なのです。
データが無くなる原因はさまざまですが、
最も多いのは人的要因。つまり操作ミスです。
そりゃ人間なんだからミスの1つ2つ3つ4つぐらいしますわな。
そんな企業のピンチを救うのがバックアップなのです。
ITそのものが多様化する中で、ただ単純にデータの複製を
取ればいいかと言うとそんなわけがありません。
そもそも、企業が導入するシステムってのは
沢山の仕組みが噛み合って成立しているので、
複製されたデータは、互いに整合性のとれたデータである必要があります。
また、使っている製品によって、データの読み書きが滅茶苦茶激しかったり、
より難解で複雑な仕組みを取り入れている製品にあふれているので、
ただ単純にデータをコピーしただけでは、なんの役にも立たないデータに
なってしまう事もあります。
お客様の中には、データ量がべらぼうに多かったり、
止まっってしまったり、処理が遅くなってしまうことを
極力避けたいシステムを導入しているケースがあります。
場合によっては24時間動きっぱなし、働きっぱなしで
人間だったら超ブラックで過労死してしまうぐらいの
仕事をさせている事もあり、
バックアップを取る暇を中々取れなかったりという事もあります。
コピーしたデータは戻せてなんぼ。
戻せたら使えてなんぼなんです。
戻せなかったり、戻せたって使えないデータなんて意味が無い。
データを無くすのと同意です。
そんな大切なものを守る手段がバックアップというソリューションなのです。
普段は意識されないけども、ここぞの場面で力を発揮する。
全体の状況を把握出来ていないと正確な対処が出来ない。
お客様の事も、製品の事も知っていないとその大切さを理解し守る事が出来ない。
大切だけどもやりたがる人も少ないし、こだわりに理解もされにくい。
まさにサッカーで言うところのGK的存在なのです。
だから20年以上GKという日本だと避けられるポジションに
拘っている私にとって、性にあってて好きなんですよね。
やりたいことがいまいち分からなかった1年目、
「とりあえずバックアップやればいろんなシステムにを知ることが出来そうだな」
と、無い知識を振り絞って考えた答えが、
このバックアップというソリューションでした。
この目論見は確実に間違いではなかったと自負してます。
そして知れば知るほど奥深く、その設計の難しさと厄介さに魅了されます。
GKってドMなのです。
ただ、ドMでなくても、エンジニアになりたてで、
何やったらいいか分からないって思っている
ンジニアの方が居たら、
一度バックアップというプロダクトを勉強してみるといいかもしれません。
その中で本当にやりたい事、新たな興味が見つかるかもしれませんよ。