昨日10月9日(日)
毎日新聞 の朝刊 「今週の本棚」で
『レジリエンス入門』 が紹介されました。
レジリエンスは弾力や復元力を意
味する物理学用語だが、近年では、
「精神的回復力」――ストレスを跳
ね返す力といった心理学用語にもな
っている。本書では「心の自然治癒
力」と表現される。
ビジネスコーチで人材育成コンサ
ルタントの著者は、レジリエンスを
高めることが困難への対処法になる
という。レジリエンスは、筋力のよ
うに鍛えることができる。知識では
なく、視点を増やし、柔軟な発想を
養うことで強化される。
また成功者に共通する要素として
は、長期にわたって情熱を失わず、
粘り強く努力し続けるグリットとい
う力も注目されている。
レジリエンスやグリットは、生ま
れつきの才能ではなく、意志や行動
によって身につけられる。
そのためには白黒ハッキリさせた
がる「二分化思考」、常識に縛られ
た「『当然』『べき』『ねばならない』
思考」を捨てること。
逆境に耐え、目標を達成するため
には、物事が順調に進まないことや
失敗を嫌う「完璧主義」ではなく、
いろいろな制約がある中、行動しな
がら改善を繰り返す「最善主義」が
おすすめらしい。
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