36. しばらく、不定期の更新になります    ( 2006年 1月15日 )

今年は仕事始めの日から(早い企業は年末から)、
SYP研修に関する問い合わせのメールと電話が殺到し、
その対応に嬉しい悲鳴をあげています。
各企業で来年度の研修計画が動き始めているようです。
新たにラーニングセンターを設立する企業が増えたり、
研修受講対象者の幅や人数が増えるなど、
ここからも大手企業の景気が急速に回復していることが分かります。
また、私たちは普段から車で移動をしているので、
タクシーやトラックが増えていることからも、景気の回復が実感できます。
今月は継続クライアント様へのご挨拶まわり、新規クライアント様との打ち合わせ
そして新規事業の計画と立案など、まさに「種まき」の月になっています。

今年は、ほとんど毎日が出張になり、新規事業にも時間を注ぐため
しばらく「SYP友の会」の更新は、不定期にさせていただきます。
何卒、ご理解とご了承を、お願い致します。

37. 京都散策    ( 2006年 2月 5日 )

 先週は名古屋と大阪で仕事を終えた後、一年半ぶりに京都に立ち寄りました。
 真っ先に足を運んだのが、三条堺町のイノダコーヒー。 
妻が「渡ちゃんが来てるかもしれない」と言うので
私もひょっとしたら渡さんがいるんじゃないかと思って立ち寄ってみましたが、
残念ながらいませんでした。吉祥寺の「いせや」をのぞいてもいないので
高田渡さんはやっぱり天国でゆったりと酒三昧の日々を送っているようです。
 次に錦市場へ向かいました。
錦市場は下町育ちの私の原体験を刺激してくれます。
記憶の奥底でほこりをかぶっている古き良き時代を思い出させてくれます。
歩いているだけで、妙に落ち着き、とても懐かしい気分になれます。
 その後、特に信仰が厚いわけではないのですが、神社仏閣を回りました。
夫婦そろって商売屋に生まれ育ったせいか縁起物には目がないので、
昔人のように験担ぎのための縁起物に触れたり、買い求めたりしました。
錦天満宮にお詣りをして、龍安寺にも行きました。
祗園の八坂神社では小雪が舞う中、舞妓さんの「節分祭」の舞の奉納を見て、
京都 ゑびす神社では、拝殿に十数年飾ってある
古びた七福神の絵を妻が交渉して譲っていただきました。
神社の方も、「これほどの縁起物はない、必ず御利益がありますよ」と
太鼓判を押してくださいました。
 大阪と京都では、これでもかというくらいに買いものをしまくりました。
帰る日には、手当たり次第に買い求めた商品で
車のトランクと後部座席は子供部屋のように散らかっていました。

京都新聞より   長谷川滋利が語る

 不動産や株に詳しく、ロッカールームで経済紙ウォールストリート・ジャーナルを読む。
イチロー外野手や野茂英雄投手とは違った意味での個性派大リーガー、
長谷川滋利投手が引退した。特別な変化球もなく、驚くような速い球もない。
それでも中継ぎで渋く輝き、大リーグ在籍は野茂に次ぐ9年。
ユニホームを脱いだ長谷川氏に聞いた。

 ― メジャーで達成できたものは。
「僕にはミッション(使命)があった。僕のように日本のプロ野球で平均か、
それよりちょっと上の投手が、メジャーでもやっていけると証明するミッションです。
(速球派の)クレメンスやジョンソンのようなすごい素質を持った投手を見たからではなく、
引退前のハーシュハイザーが緩い球で何とか抑えているのを見て、
絶対僕みたいな投手でもメジャーでやっていけるんだと思っていた。
それが証明できたと思ったから、もういいか、と。
これ以上野球で証明しなければならないことがないと感じ、
これまでなら腹を立てたようなことにも怒らなくなった。
燃えない気持ちのままで野球に取り組むことだけはしたくなかった」

 ― 引退発表直前まで複数球団の誘いがあった。まだやれる、の声は多いが。
「寂しい、と思うことはある。あと2、3年は現役で投げられる自信もある。
ここでワールドシリーズ出場に目標を置き換える人もいるでしょう。
でも、チームで何かを成し遂げるといった目標は、僕がミッションとしていたものとは別。
チームの勝利はあくまでも自分を含めたチーム全体が一生懸命に頑張って、
その結果としてついてくる。自分だけでチーム全体の運命はコントロールできない」

 ― 長続きの秘訣は。
「イチローのようにプロ中のプロ、という存在は百パーセント野球のことだけ考えるべきです。
でも僕のような選手は逆に、生活全体のバランスを取ることで長続きできた。
例えば僕の場合、ビジネスについて勉強することで気持ちに余裕が生まれて、
より野球に集中できた。バランスを取る、という生き方はこれからも変わらない。
今後しばらく、野球界への恩返しが3割、自分のビジネスが3割、
家族と充実した時間を過ごすのに4割でしょうか」

38. チームワーク研修 その4   ( 2006年 2月12日 )
 
「コーチ」の供給過多が顕著になった2~3年ほど前から、
「コーチング」だけでは食っていけないなと感じていました。 
大手企業の研修担当者から、内容は「コーチング」で構わないが
「コーチング」というタイトルは外して欲しいと言われ始めたのがきっかけでした。

コーチングは社員の主体性を育成するには効果があると思いますが
経営者やビジネスリーダーは、コーチングはリーダーシップを補完するものであり
最新でも万能でもないこと、もっと効果的な研修が必要であることは分かっています。

組織はチームスポーツに似て、チームワークを醸成しないと機能しません。
個々人の戦力の合計 = チームの総合力 ではないことは
野球を代表としたチームスポーツを見れば分かります。
スタープレーヤーが集まったチームが優勝するわけではないから
見ている方も、プレイする方も面白いのだと思います。

ビジネスは、スポーツほど瞬間瞬間の的確な判断が
求められる機会は多くないと思いますが
スポーツほど選手の入れ替わりが激しくないので
長期の視点を持ってプランを組める楽しさがあると思います

京都新聞  テレビの泉  「自分らしさ」の迷走  高橋秀実
 
 これは果たしてドラマなのか?
 「西遊記」(フジテレビ系)を見ながら私は頭を抱えた。
三蔵法師が弟子たちを従えて天竺へ旅する物語のはずだが、
ストーリー展開がみえず、演出意図もさっぱりわからないのである。
 主演の香取慎吾(孫悟空)は声と動作がむやみに大仰なだけで、
みていて何やらやかましい。察するに、彼は孫悟空を演じているのではなく、
孫悟空役に挑戦するSMAPの「元気いっぱいな香取慎吾」を演じることで
精いっぱいなのではあるまいか。
 ナンバーワンよりオンリーワン。
SMAPのヒット曲の通り、役よりも「自分らしくあればいい」と
自ら言い聞かせているようなのである。
 その勢いにおあられたのか内村光良(沙悟浄)も、
自分がアクションをこなすニヒルな芸人だと確認しようとしているようだし、
伊藤淳史(猪八戒)はひたむきに「電車男」をなぞっている。
 そして深津絵里(三蔵法師)も相変わらず「等身大の女優」。
頑張っているけれど、時に泣いたり笑ったりするという自らの演技コンセプトを
ひたすら貫いている。だから馬にもまたがらず、弟子である彼らのことを
「仲間」などと言ったりするのである。
弟子というより、それぞれの個性を尊重するゆとり教育のように。
 タレントの見本市として見ればよいのかとも思ったが、
番組のクライマックスには孫悟空が人生訓のような説教を垂れる。
第一回では「心はスゲエ」という趣旨でこう叫んだ。
「信じるものを見つけたとき、大切なものを守ろうとするとき、
心はかてえ岩になる。……山よりも海よりもでっけえ岩だ!」
 信じることの大切さを訴えたいのだろうが、心が岩のままではドラマは始まらない。
「自分らしさ」を壊し合ってこそドラマは生まれるのである。

39. 一般セミナーが終了しました  ( 2006年 2月19日 )

本日、第8回 コミュニケーション講座が終了しました。
今回は明治安田生命様の主催ではなく
ある高校の先生が発起人になり、多くの障害を乗り越えながら
主体的に企画から参加者の募集、開催場所の確保に至るまで
全てのプロセスを実行して下さいました。
また、参加者の募集に関しては敬愛する私の友人や
過去の受講者が惜しみないサポートを提供して下さいました。
多くの方々のサポートを受けて実現できたことを、とても嬉しく思っています。
今回は従来の6回シリーズではなく、初の3回シリーズになりました。
初物づくしの研修に10名の方が参加して下さいました。
最近では公開セミナーは100名を越える大規模なものが多かったので、
久しぶりに少人数でじっくりと取り組むことができました。
参加者の皆様は意識が高く、私も多くの気づきを得ることができました。
一般セミナーは、毎回、初心に戻れます。
参加者の皆様、本当にありがとうございました。

P.S. 3月1日にフルーツパーク富士屋ホテルで開催される
     明治安田生命様主催の講演会は定員オーバーのため日程を追加します。


40. 「 反 応 」 と 「 選 択 」  その2  ( 2006年 2月26日 )

長年の念願がかなって、先日、中島みゆきさんの「夜会」に行ってきました。

私たちが提供している研修のスタイルが特殊なため
表現の可能性を追求して「夜会」に行ってきました。
DVDは全巻持っているのですが、やはりライブは違います。
中島みゆきさんの歌声は、本当に迫力があるなと感じました。

今回の「夜会」は「人生の選択」がテーマになっていると私は思いました。
始めは惰性、感情的な反応など、ただ流される生き方を選んでいた主人公が
ある事件をきっかけに、「気づき」や「回想」を通じて、
自らの人生を選び始めるというストーリー展開でした。
特に強く印象に残った歌詞は、
生きて、 泳げ! 涙は後ろに流せ!
すべてを失っても、すべてが始まる


思えば7年前、私は離婚の時にすべてを失いました。
信頼、子供、財産などなど。
いま振り返って致命的だったのは、夢と希望まで失ったことです。
でも、そこからすべてが始まったのも事実です。
どん底まで落ちると、そこからはい上がるしかなかった。
失うものは何もなかったですから。
ただ、夢と希望を取り戻すのには、ちょっと時間がかかりました。

・ すべて自分が選んでいる。
・ その結果が「今」である。
・ ということは、この現状はすべて自分が創り出している。
・ 言い訳はできない。 他人や環境のせいにもできない。
・ ただ、これからの人生は自分の選択次第で自由にデザインできる。


そんなメッセージを、私は受け取りました。