私の年代は「しらけ世代」とか「三無主義」とか言われていた。


(自分達の考える)理想を実現する為に集ったはずの若者達が仲間同士で殺し合ったり、テロ行為で多数の死傷者を出したり、ヘルメットに覆面姿でデモ行進をする学生達が次々に逮捕され、屈強な機動隊員に殴られ、引きずられたりするのをテレビで見ていたのだ。


そりゃあ、しらけますって。


子供だったけど、(そんなんで世界が変わる? バカじゃないの?)と冷めた目で思ったものだ。


ついでに言えば私達が生まれた時、日本はまだ貧しくはあったが、飢えた事はないし生命を脅かされるような危険な目に遭う事もなかった。


世の中の事なんて何も考えなくても、心配しなくても、日本はどんどん豊かに便利になった。


そして、違う人も沢山いると思うが、私は冷めてしらけた心のままでずっと生きて年を取ってしまった。


だが、同世代の安倍晋三元総理が狙撃されて亡くなるという信じられないような事件が起こった。


こんなに日本にガッカリした事はなかった。


「あれ? 日本、どうなってるの? 日本はダメになりかけてない? 世の中に無関心でノホホンと生きてるのって恥ずかしいんじゃない?」と初めて思った。


今まで表面だけ見て適当に解釈していた事柄を、改めて調べてみると、知らない事だらけだった。


しっかりしろ‼️


と、自分にハッパをかけ、猛省中の松子です。


今日は秋晴れ