内科も脳外科も、患者の大半は高齢者だ。


悲しいことに、高齢者は年々聴く力、判断力、理解力、記憶力、すべてが衰えてゆく。何回も同じ話をしてくるし、何回も説明がいるし、何回言っても忘れる。だから、短気だと年寄りの相手は務まらない。


検査入院の時の隣りのベッドのマダムは、話し方がゆったりと上品で、控えめな感じの人だったが、診察だけのつもりで来たのに即検査入院となり、とても困っておられた。


病院では日に一度、主治医がベッドまで来て一言二言声をかけてくださる。

マダムはそれを待ちわびていて

「先生、◯曜日には帰れませんか?」

「うん。検査が終わらないと帰れるかどうかはわからないんですよ」

「いつ検査が終わりますか?」

「続けてみないとわかりません」

「検査が終わったら◯曜日に帰れますか?」

「うん、だからね。それはやってみないとわからないです」

「検査はいつ終わるんですか?」

「どんな検査が必要か、まだわからないからね」

「わかったら◯曜日に帰れますか?」

「それはね‥」


10分くらい続く💦


しかも毎日続く💦


本当に本当に、辛抱強いドクターには同情しかなかった。


老化は自分ではどうしようもないから辛い。



昔好きだったザ・タイガースのピー

芸能界引退後大学に入って、高校の先生になって、60代で結婚して、72才で子供出来たって‼️

スバラシイ👏