1月12日。
2024年、初のライブでした。
ライブ初めは、ケミストリーの「BEGINS」!!。
去年の11月ぶりのケミストリー。
二か月ぐらいしか開いてないのに、なんだかずいぶん久しぶりな気がしました。
やっぱり、年をまたぐって大きな時間ですね。
2024年のケミストリーも、やっぱり最高でした。
歌うまい。かっこいい。MCたのしい。
「あ、やっぱりこの時間、幸せだな」って思える時間でした。
ライブの感想はね、「久しぶりのあの曲やってくれて嬉しい」とか。
「あの曲の、あのアレンジ最高だった」とか。
いろいろ、あるんですけど。
この日はとにかく、「最期の川」です。
この一曲に尽きます。
俺にとって、毎年のこの時期って、すごく大事な時期なんです。
6年前、俺の脳に見つかった脳腫瘍の摘出手術を受け、入院していた時期なので。
そして、1月12日は、前日の夜から始まった8時間に及ぶ手術が終わり、ICUで体を管理されている時間でした。
24時間、座りっぱなし。
身動きもとれず、水も飲めず、ただ、「生きている」だけの時間。
見えるのは、無機質な金属のドアと、そのドアの窓ガラスから見える向こうの廊下だけ。
俺の人生の中で、あの時ほど「命」と向き合った時間はないでしょう。
そんな時間を過ごした日の、6年後。
そんな日に、「最期の川」歌っちゃだめよ。
もう、泣きまくり。
泣きすぎて、マスク取り替えました。
二階席だったから、周りの人もあまり立ち上がる感じでなくて。
でも、決して冷めてる感じじゃなくて、むしろ、手拍子とか、ワイパーとかでちゃんと盛り上がってて。
「マナーのいい人たちに囲まれて、良かったなぁ」なんて思ってました。
座ってたから、視界に誰かの頭が入ることもなく。
なんの障害もなしに、フルスクリーンでケミストリーのパフォーマンスを見れる。
6年前、座りったまま無機質で退屈な景色を見ていた俺が。
今日は、座ったままなのにこんなに最高な景色を見ている。
これまで何度も思ったことですが、「生きてて良かったなぁ」って、また改めて何度も思いました。
24時間、体を管理されて。
日付が変わって、一般病棟に移されました。
1月13日。
この日を、俺は自分のセカンドバースデーとして大事にしています。
二つ目の誕生日。
その日を迎え、俺は6歳になりました。
最高の5歳の締めくくりと、最高の6歳のスタート。
ライブでは、「TWO」も歌ってくれたんです。
「おわりは たぶん 始まりさ」。
俺はあの時、「生まれなおした」と思ってます。
一度終わって、また始まった命。
始めることができた命。
全力で燃やしていきますよ。
ほんと、楽しかったー。
この笑顔ですから。(笑)