尺でも寸でもインチでもない。

はたまた、マイルでもない。

センチメートル。

俺の身長。

161.2cm。

男性にしちゃあ、ちっちゃい。

小学生の頃は、まだ、(背の順で)前から10番前後を保っていた。

しかし、中学に入ると、その成長は止まり、どんどんと、朝礼で説教たれる校長の顔がよく見えるようになった。

確か、中三の頃には完全に先頭だったように思う。

「まえ、ならえっ!」

と言われれば、完全に手を腰にあてる位置だ。

小学生の頃に好きだった女の子。

「背がちっちゃくて可愛いなぁ。」

と思っていた。

こないだ会ったら、目線が同じだった。

これは、俺がお笑いが大好きだからなのよ。

人は、寝ている時に成長するらしい。

成長期、12、3歳。

面白かったんだよ、その頃の深夜番組が。

「ロバートホール」に「はねトび」に「内P」に「退屈貴族」に「雨トーク!」に「お笑い登竜門」に「音箱登竜門」に「オンエアバトル」に…。

深夜2時ぐらいまでテレビ見て、朝は「めざまし」が見たいから5:30には起きる。

少なくとも、5:50には起きた。

伸びるもんも伸びねぇよ。

いや、なんでこんなことを言っておるかと言いますと。

あのね、なんだか、俺は大人としての自覚が足りんじゃないかと思ったのです。

で、それの要因のひとつに、背がちっちゃい事があるんじゃないかと。

だってさぁ、中学の頃から、目線がほとんど変わらんのだぜ?

やっぱさ、そういうのはあると思うんですよ。

相変わらず、大の人を見るときは、見上げるんですもん。

友達ですら、ぞ。(笑)

胸板ばっかり成長しやがって。

…いや、胸板は悪くない。(ごめん、胸板。)

だから、大人に対して、凄く憧れがある。

子供の頃、欲しいものは全部、自分が見上げた先にあった。

手の届かない所にあった。

今でも、そう。

そういう気持ちで、大人を見ています。

本当は、そこにもう自分はいるのにね。