CHEMISTRYの仮デビュー曲として有名なこの曲。

その当時の名義は「ASAYAN超男子。川畑・堂珍」でした。

この曲は、3ver.あります。

「川畑・堂珍」ver.、「堂珍・ネスミス」ver.、「藤岡・ネスミス」ver.。

あと、原曲の葛谷葉子さんのを併せれば、4ver.ですね。

「川畑・堂珍」ver.はCHEMISTRYの「Between the Lines」に収録されたので、聴いてない人は聴いて下さい。

いい曲です。

この曲の面白いのは、曲ラストの歌詞がそれぞれ違うところ。

それぞれ、上記の順に、

「あなたへの想いが今も」

「ぬくもりは残ったまま」

「I need you. ねぇ、そばにいて」

です。

俺が一番面白いと思ったのが、「藤岡・ネスミス」ver.の歌詞。

当時の二人の年齢は藤岡さん18才、ネスミスさん17才なんです。

その年齢で「ねぇ、そばにいて」なんて歌詞書けるかい!?と。(笑)

あと、他の二組とは描いている女性像が違うなと思ったんです。

「川畑・堂珍」組と「堂珍・ネスミス」組で描かれてるのは、話し合って別れる事になったけど、心の中ではまだ相手を想っている女性。

でも、「藤岡・ネスミス」組は、ふられて取り残された女性を描いていると思うんです。

だから、上二組は前向きというか、女性が涙を堪えて彼氏を見送ってる姿が思い浮かぶんですけど、「藤岡・ネス」組は、完全に家で独りで泣いてる女性が思い浮かぶんです。

だから、やっぱりコトバって面白くて難しいなぁと。

たった一言二言違うだけで、その作品全体の意味が変わって来るんですもんね。

「川畑・堂珍」組の歌詞は、当時21才で流石大人というか、「今も…」って最後は匂わせる所がセクシーで超カッコいいですし。

「ぬくもりは残ったまま」は素直でとてもいい言葉だと思います。

気持ちの部分は何も語られてないですけど、その女性が今どんな気持ちなのか分かりますもんね。

う~ん、面白い。

「最後の夜」。いい曲です。

冬に聴きましょう。