すべらない話を見て、やっぱりすごいと思った。

というか、今まではまだまだあの人の凄さを分かっていなかったのかもしれない。

前の記事で書いたが、あの人の話には、「伏線」がしっかりとある。
「フリ」というやつだ。

「フリ」がある話の長所は、「オチ」がつけやすいということ。

しかし、「オチ」がつけやすい分、聞いている側は、「フリ」の時点で「オチはどうなるんだろう?」と、期待と予想をする。

その期待と予想の上を行かなければ、笑いは起こらない。

「フリ」をハードルとすると、飛んだ時(「オチの時」)の自分の足とハードルの間の距離が高ければ高いほど笑いは起こる。

だから、ハードルを低く設定し、高く飛ぶことが重要。

これはむちゃくちゃ難しい。

「オチ」の高さが高いほど、「フリ」の高さも高くなってしまいがち。

しかし、設楽さんはしっかりと、低いハードルを設定なさる。
そして、余裕で跳び越えなさる。

最強だ。

あの短時間にそれだけの技術が詰め込まれているのだ。

設楽統、恐るべし。