子供に活躍して欲しいなら。 | 心笑亭 杉のの笑いの空間

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皆様、おはようございます



心理カウンセラーの 自称 ねずみ小僧  心笑亭 杉の です。




先日、少しカウンセリングさせてもらった高校生の息子さんを持つお母さん。

つってもうちの息子の友達のお母さんなのだけど。



どうもその息子さん。部活で思うような結果が出せなくて落ち込んでいるらしく、どう接したらいいかわからないっていうご相談。

野球部のうちの子とは違い、その子はバスケット部。

ふむふむ。

だけどこれって。

まさしくうちの息子と同じパターン。

カウンセリングどころか、正直ただの愚痴祭り。


もちろんその場合、その息子さんに活躍できるだけの能力があるのなら、その息子さんの「自分は活躍できない」って思い込んでいる心のブロックを外してあげればすむ話なんだけど、だけど本当に心にブロックがかかってるのは、実はその親だってパターンがめちゃくちゃ多い。
この相談者の場合は、それが旦那さん。


今の部活動って、びっくりするぐらい親が顔を出す。
親がいなけりゃなんにもできませんってなぐらいに、親の協力があってこその部活動。
その中で、やっぱり親は口を出したくなるのが自然の摂理。


とくにその子供と同じ競技をやっていたとかいう場合は、その口の出し方はハンパない。
だけど、すぎのはそれは否定はしない。そのことについて、無関心よりは、あーだこーだと会話ができるってことは非常にいいことだもんね。


ただ、問題なのは、親が監督や指導者のやり方に不満を持っている場合。

それを常日頃子供に文句たらたら言ってませんか?って話である。


うちの、ジージも弟も、野球漬けの人生を歩んでいるためにその文句はハンパない。

その相談者のご主人も全く同じ。


「あの指導じゃ育つはずがない」

「あんな采配で勝てるはずがない」

「ワシならこうする」

「こうするのが当たり前」


と、なんちゃらこうちゃら。



はっきり言うけれど。



それがいくら正しいことであっても。

それを子供の前で言っている限り、子供が活躍できる確率はほとんどありません。

監督が間違っていると刷り込みされている子供が、その監督の支配のもとで自分の力を出し切るなんてことかなりの難しい期待です。

ましてや、監督の指導と親の指導が違うと、子供の伸びる能力さえ奪います。



だから。


本当にそれが正しくて、監督のやり方が間違えているのなら、子供たちにではなく、監督さんに直に話しましょう。

それができないのであれば、一切指導に口出しはやめましょう。



まずはそこからです。


子供さんの活躍を願っているのは親だけではありません。

監督、指導者は、それ以上にいろんな責任を背負ってそれはそれは頭が下がるぐらい時間も心もかけてくださっています。

とくに、学校の部活動を見ている先生方は、よほどの全国大会常連校でない限り、それを専門に雇われてるって人はほとんどいません。

それに、監督さんたちにもご家庭があって、それでも、休みはほとんど部活。

親と同じように、いや、それ以上に勝たせてあげたいと思っているからこそできることです。


子供たちはそれをわかっています。

だから、最後、引退した時、心から「ありがとうございました」を言いたいんです。

そういうシチュエーションが、頭の中で常にできあがっているのです。

スポ根漫画やドラマの影響そのまんまなのです。


それが、青春っつうもので。

なぜかハンパなく熱い。

冷めてるようで実は熱い。


それを大いに利用してやりましょう。


親は。


監督、指導者を崇め奉ってる振りをするだけで、子供たちに、すーっと、監督たちの思いが入っていきます。


それほど単純なんです。


高校生程度の子供たちは。


言い換えれば、大人と違い、


子供たちって、とても純粋なんです。


だから、変な刷り込みはしないことです。

監督を素直に慕うことができる心を育むことで、子供たちはそれを活力にしていきます。

自分のためだけでなく、チームメイト、そして、監督のために頑張ろうって心、そして、「ありがとう」の心を携えた子供はハンパない力を出すことができます。



それが子供なんです。



もちろん、正しい技術指導も子供たちには必要かもしれません。

だけど、それ以上に必要なのは、心の指導だから。

技術指導が多少間違っていたって、プロを目指しているわけでなければほとんど人生に影響はありません。その後の進路にも影響なんてしません。


だけど。


自分に一生懸命心をかけてくださってる人を、「間違ってる」と刷り込まれている子供の心は、その後の人生に少なからず影響をもたらせます。



「間違ってる」ではなく「自分とは考えが違う」



親がそう受け取る癖をつけましょう。




と、一か月前。

うちの野球バカ、シージと弟たちににそう諭したばかりのすぎのです。

うちの息子、すっかり変な刷り込みされて、まったく活躍できません。



だけど。結果はともかく。



高校生活最後の夏を、感謝の心で満たしてほしいと願う母親、すぎのでした。





てなことで、今日も一日、笑いまくりの一日を。