「発信する!尚禮舘空手を沖縄から」

師 渡口政吉先生の沖縄本来の文化としての「尚禮舘空手」を約束の地「沖縄」に還す為に道場を設立し発信する活動しています。



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▶︎沖縄タイムスの記事📰「松の木の様に…」
渡口政吉師

🌲こちらでは渡口先生が紹介された新聞記事を書き出してお伝えします🌲

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沖縄剛柔流空手を伝えて50余年。

「武術的な技術だけでなく、精神的な修行、道を忘れてはいけない道とは、両親、師、天地万物に対する恩。

その心を大切にしなければ何にもならない」
厳しい修行に耐え、修めた人の重さが伝わってくる。

那覇東町の出身。16歳で剛柔流流祖の宮城長順、比嘉世幸氏の道場に入門、教えをうける。

沖縄水産学校を卒業し、東京で電気技師(甲種)の免許をとり、南スマトラ・パレンパン製油所で軍属として勤務。
戦後糸満市に引き揚げ、恩師の比嘉氏とともにいち早く空手道場を開く。

その後、沖縄市でも道場を開いて伝統の沖縄空手の普及、後継者を育成。

さらに「本土で剛柔流を正しく伝えるために」、昭和36年上京。代々木道場で二年間、指導。

都内各地の神社の境内でも教えた。

現在の中野区の道場「尚礼館」を開設したのが20年前。
法政大学空手道剛柔流師範にも就任するなど、東京でも普及に力を尽くす。

「ひと粒の種をつくればいいと思っています技も心もできない人がいますが、金もうけのためのいいかげんな道場はつくりたくない。」

ブームに便乗した安易な道場経営を厳しく戒める。

東京総本部道場のほか国内はもちろん、アメリカや欧州、アジア各国にも地区本部、道場が開設され毎年、巡回指導に追われる忙しさ。

「菜っ葉ではなく、岩壁にへばりつく松の木をつくり育てたい」

人生の師でもある。


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後書き

1984年ニューヨークのShoreikan門下生が脚本を手掛けたベストキッド(カラテキッド)で空手の認知度が高まり世界的ブームを起こした。


しかし、文中にある様にそのブームにのり空手をビジネスとして捉えて多くの道場が設立された。

それを取り巻く渦の中で渡口先生は沖縄の空手を守り続けていた。

これも何かの因縁でありましょう。