「発信する!尚禮舘空手を沖縄から」

師 渡口政吉先生の沖縄本来の文化としての「尚禮舘空手」を約束の地「沖縄」に還す為に道場を設立し発信する活動しています。

【新しいサイト】

【剛柔流尚禮舘 チーシー鍛錬】
剛柔流の鍛錬器具チーシーの稽古をする方向けの動画です。



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30歳

「老いた両親の世話をしよう」

空手修行をした住み慣れた東京から故郷の都城へ帰ってきました。

妻と二人で買った土地に道場を立て、

その隅に6畳間一間を作り、夫婦と子供達4人で10年間暮らしました。

弟子達と約100万円で建てた道場はトタン張り。

内壁ナシに天井ナシ

住まいはベニヤ板の薄ぺらの壁

南国宮崎でも山に囲まれた都城は真冬は0度になります。

寒い思いをしたものです。

しかし、自分の道場で尚禮舘の空手を稽古する喜びはどんな困難をも乗り越えられ自信繋がりました。

平成2年に今の道場を新築しました。

渡口先生の発した

「空手の道は禅の心である」を追求する道場として、尚禮寺と名づけ

空手はもとより空手禅、坐禅をする所として出発しました。

一般的には組織に加盟し競技を行い宣伝すれば稽古生は集まります。

しかし、私は「沖縄の空手の本質を理解して下さる方に指導しよう」と決めましたのでなかなか沢山は集まりませんでした。

でも、それでもいいと思っていました。

そう心を決めると多くの方から次第に支援を頂ける様になりました。

思い返すと渡口先生も苦労されていました。

私は焦らず沢山の空手人の中から空手の本質を求めて稽古したいと言う人が現れるまで待つ事にしています。

今も当時の考えは変わりません。

その道を一歩ずつ歩むのみです。