ベートーヴェン作曲『テンペスト 第三楽章』 | 鈴木久美子のピアノライフと教室日記

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愛知県瀬戸市でピアノ教室を開いて30年になります。ソロリサイタルや、サロンコンサート等、積極的に行っています。
楽しい教室の活動、指導における思い、ブログに書いていきたいです。ピアノを通して感動したこと、心が豊かになったこと、綴っていきたいです。



ベートーヴェンはお好きですか?
ベートーヴェンのどんなところが好きですか?


きっと、苦難を克服し、新しい芸術を切り開いていく生き方に共感する人は少なくないと思います。



この病を克服し
芸術家としての運命を
全うしたい


こう遺書に書き留めたベートーヴェンが
自殺を考えた頃…。
1802年に作られたのが、「テンペスト」。



第一楽章の出だしから、ドラマを感じずにはいられません。

日本語に訳せば「テンペスト」🟰嵐
これはベートーヴェンが付けた名前では無いとのことですが、あまりにも劇的な楽曲…ピッタリと当てはまるように感じてしまいます。







残念ながら、私はこれを勉強したことが無いのですが、7月の発表会で弾く生徒さんのレッスンの為に、練習してみました。



この迫り来る感じ

そして、緊張感

渦を巻きながら流れ去っていくような音楽


でも。。。

私には、それよりも、
切なさを感じるまでの美しいメロディが
あまりにも印象的でした。



そして。。。

あれ???
「エリーゼのために」???

「エリーゼのために」の楽譜と
そっくりに見えてしまい…


録画の前日に、テンポをグッと落としました。

すると、より精神的な深さが強調されて、
心身にしっくりときました。


ニコニコラブラブ




ご参考までに、一部解説動画です。